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菅田将暉主演&黒沢清監督『Cloud クラウド』アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品に決定

ORICON NEWS / 2024年8月31日 10時38分

映画『Cloud クラウド』(9月27日公開) (C)2024 「Cloud」 製作委員会

 俳優の菅田将暉主演、黒沢清監督の映画『Cloud クラウド』(9月27日公開)が、「第97回アカデミー賞」国際長編映画賞の日本代表作品に決定した。

【画像】映画『Cloud クラウド』あぶり出す“恐怖”の場面写真

 イタリア現地時間30日に「第81回ベネチア国際映画祭」でのワールドプレミアを控えた黒沢監督は、この吉報に「純粋な娯楽映画として作った作品にこのようなチャンスが与えられ、大変な驚きです。ひょっとして菅田将暉の存在が来年、全米に知れ渡るかもしれないと想像すると、これほど痛快なことはありません」とコメント。

 菅田も「ありがとうございます。おめでとうございます。映画の中とは真逆で、うれしいニュースだらけの映画『Cloud』。作品がどんどん広がっていくこと、うれしく思います」と喜んでいる。



 同映画は、ネット社会に拡がる見えない悪意と隣り合わせの“いま”ここにある恐さを描いたサスペンス・スリラー。転売で稼ぐ主人公・吉井良介を菅田、吉井の謎多き恋人・秋子役を古川琴音、吉井に雇われたバイト青年・佐野役を奥平大兼、ネットカフェで生活する男・三宅役を岡山天音、吉井が働く工場の社長・滝本役を荒川良々、そして吉井を転売業に誘う先輩・村岡役を窪田正孝が演じている。

 今後、米国アカデミー会員の審査を経て、最終選考の15本(ショートリスト)が発表され、さらにそこから5本に絞られたノミネート作品が発表される。受賞作が発表される「第97回アカデミー賞」授賞式は、2025年3月2日に行われる。

 前回は、日本代表作品として役所広司主演、ヴィム・ヴェンダース監督の『PERFECT DAYS』が選出され、見事、ノミネートを果した。同賞を受賞したのは、米・英・ポーランド合作の『関心領域』だった。

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