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ズゴックなのに“マイフリ”?『GBWC』1位の実力派モデラーが『SEED FREEDOM』から発想した衝撃のガンプラ

ORICON NEWS / 2024年9月1日 7時0分

マイティー・ストライク・ズゴックE 制作・画像提供/morish氏 (C)創通・サンライズ

 本格的にガンプラ制作を始めてわずか1年半で「GUNPLA BUILDERS WORLD CUP 11th」(GBWC)で優勝。その後もSNSで作品を発表し、人気を博しているモデラーのmorishさん(@O15RXnhQL8nvfYW)は近作として、『マイティー・ストライク・ズゴックE』を発表。独自の考察をもとに、“ズゴックなのにガンダム”という作品を作り上げ、多くの人に称賛された。本作制作の経緯とは?

【写真】これがGBWC優勝の実力…ズゴックなのにマイフリを証明する決定的カット

■ズゴックにガンダムの“肩”をどう入れようか…考え続けて出した答え

――今年3月に『イモータル・デスティニーガンダム』を紹介させていただきました。その際の記事の反響はいかがでしたか?



【morish】SNSのフォロワーや記事の読者の方から「映画劇中に登場してほしかった」というコメントや「映画後の世界で実際に建造されていそう」などのコメントをいただいたのが印象に残っています。とてもうれしかったですね。

――前回のインタビューでは熱い“SEED愛”を語っていただきましたが、そこは変わらず?

【morish】そうですね。前回紹介していただいた作品以降、14作品制作していますが、そのほぼ全てが『SEED』登場機体をアレンジした作品です。映画後の次世代型の機体や『SEED』の世界のバリエーション機体など、思いつく限りのアイデアを次々に形にしていきました。また20年ぶりの『SEED』ブームということもあり、溜め込んだ『SEED』への愛とアイデアを、これでもかと作品に注ぎ込んで楽しんでいます(笑)。

――素晴らしいですね。そうすると本作『マイティー・ストライク・ズゴックE』も、その流れの中から誕生したのですか?

【morish】そうですね。映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の劇中で、『インフィニットジャスティスガンダム弐式』が、ズゴックのガワを被った“偽装形態”として登場するのですが、その兄弟機である『ストライクフリーダムガンダム弐式』にも同様の“偽装形態”が存在したのではないかというアイデアを思いつきました。

――ユニークな発想ですね。

【morish】ただ思いついただけで、そもそも『ズゴック』の中に別のモビルスーツ(MS)を入れるというのはほぼ不可能。肩が絶対に入らないなど、実現は難しいと考え、しばらくは構想を練るだけでした。そんなある日、ふと量販店でズゴックの強化型の機体である『ズゴックE』のHGUCのキットを目にし、「このズゴックEならば肩の形状が無理せず収まり、またズゴックの強化型なのでインフィニットジャスティス弐式のズゴックよりも強化された設定にすることで矛盾なくできる」と思い、制作に至った次第です。

■アスラン・ザラやシン・アスカのピンチに駆けつけるのではと妄想

――パッと見ズゴック仕様の“マイフリ”というのは衝撃的なのですが、具体的にはどのようなカスタムを施されたのですか?

【morish】本機は、『マイティー・ストライクフリーダムガンダム』に偽装用の別タイプのMSの外装を被せた機体です。
 外装を被せた状態『マイティー・ズゴックE』でも背面の翼「プラウドディフェンダー」と合体することができ、無数の雷や防御フィールドを展開することが可能になっています。
また同時制作した『キャバリアー・アイフリッド-X4』は『SEED FREEDOM』でアスランのズゴックと合体するオプションの『キャバリアー・アイフリッド』をオマージュして制作したのですが、こちらは設定としては『マイティー・ズゴックE』と同時に開発されたキラ専用の『キャバリアー・アイフリッド』の4号機として制作しました。『マイティー・ズゴックE』は、表舞台に出ることができなくなった主人公、キラ・ヤマトが戦場で使用する際の偽装MSなのですが、背中の翼のせいでバレバレ…というような設定を妄想して楽しんでいます。

――制作時、特にこだわったポイント、苦労したポイントをそれぞれ教えてください。

【morish】まず、『ズゴックE』の中に『ストライクフリーダム』を入れないといけないので、『ズゴックE』の内側を丸ごとくり抜いたり、干渉する部品をカットしたり、そもそも『ストライクフリーダム』と『ズゴックE』のプロポーションが全く違うので、ガワの位置を調整して違和感なくスタイルとギミックを両立するのが大変でした。
 また『SEED FREEDOM』に搭乗する『ズゴック』ならば『キャバリアー・アイフリッド』もセットで制作したいと考えましたが、こちらは元となるようなキットがないので、1からジャンクパーツなどでミキシングして構築するしかなく、特にセンサーやカメラ類が集中している独特の前面を似せるのがなかなか難しかったです。また『ズゴックE』との合体や飛行形態への変形機構も盛り込みましたが、調整が大変でした。

――本作制作時にはどのような物語をイメージされていたのでしょうか?

【morish】『インフィニットジャスティス弐式のズゴック』と同じく、『ストライクフリーダムガンダム弐式』の偽装形態です。映画のラストで主人公のキラ・ヤマトとヒロインのラクス・クラインがともに、とある事情で表舞台から姿を消しましたが、有事の際にはこの偽装した機体を駆ってもう一人の主人公、アスラン・ザラやシン・アスカのピンチに駆けつけるのではと妄想しています。

■『SEED FREEDOM』を鑑賞して湧き上がったアイデアは、いまだに尽きることはない

――今回の投稿で多くの賞賛の声が寄せられ、1万件を超えるいいねを獲得しました。この要因はどんなところにあると思いますか?

【morish】ただでさえ『SEED FREEDOM』の劇中で物議を醸した『ズゴック』と、主役機の『マイティー・ストライクフリーダムガンダム』との組み合わせという人気な要素が倍になった結果だと思っています。また『キャバリアー・アイフリッド』はキット化がされておらず、自分で言うのは恥ずかしいですが今作のオマージュでかなり似せることができ、しかも『ズゴックE』との合体、変形まで再現できたので、反響がすごかったのだと思います。

――本作を作り終えて、この後挑戦しようと思っている機体があれば教えてください。

【morish】『SEED FREEDOM』を鑑賞して湧き上がったアイデアは、いまだに尽きることはなく、思いつく限り今後も次々制作していくつもりです。近作は主役機級の機体を制作することが多かったので、今後は脇役の量産機のオリジナルの仕様を作りたいと考えております。なお現在は『SEED FREEDOM』にも登場する『インパルスガンダム』を、『V2ガンダムAB風』に改造した作品を制作しています。

――最後に、モデラーとしての今後の野望、目標を教えてください。

【morish】私はあまり凝ったことをせず作品を完成させることが多く、ライトモデラーを自称しているのですが、今後も自分の中にあるアイデアを形にして楽しんでいきたいと考えており、ライトモデラー界のスターになりたいと思っています。

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