大人の学び直し『3か月でマスターするピアノ』10月2日スタート、寺田理恵子がショパン「革命」に挑戦

Eテレ『3か月でマスターするピアノ』10月2日スタート（C）NHK

　NHK Eテレで4月から“大人の学び直し”として「世界史」「数学」を取り上げてきた「3か月でマスターする」シリーズ。第3弾は「ピアノ」に決定。10月2日より『3か月でマスターするピアノ』（毎週水曜　後9：30）が放送開始となる。

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　ショパンの名曲「革命（練習曲 作品10－12）」が、たった3か月の練習で弾けたなら…。全くの初心者の人でも、3か月で名曲「ジムノペディ第1番」をマスターできる!?そんな、驚きの番組がスタートする。

　3か月でマスターするための秘策の一つが、番組テキスト。今回はわかりやすい 「3マス」オリジナルバージョンの楽譜を番組テキストに掲載。特に難易度が高いとされる「革命」では、曲の骨子は生かしつつ、全体尺を調整した特別アレンジを用意。楽譜全体を見渡し、繰り返し部分をうまく利用して練習していく。

　講師は、ピアニストの本田聖嗣。東京藝大を経て、パリ国立高等音楽院ピアノ科・室内楽科でプルミエ・プリ（１等賞）を受賞。演奏活動のかたわら日大芸術学部などで生徒を教え、多くの名ピアニストを生み出してきた。ピアノを弾く手の動きを「バスのワイパー」に例えたり、ピアノに大切な「脱力」をマスターするために、幽霊のような動きの「うらめしや体操」を行ったり。合理的かつ奇想天外なレッスンで、最短のマスター法を伝授する。

　生徒役には、「小学校のときピアノを習っていた」という元フジテレビアナウンサーで、現在はフリーの寺田理恵子（62）。さらに、ピアノは全くの初心者という会社員の石丸裕之さん（60）も加わり、「大人だからこそ短期間でマスターできる」特別レッスンに挑む。

　「子どもの頃にピアノを習っていたけれど、やめてしまった」「あこがれていたけれど、結局やらないままだった」という人も、10月から3か月挑戦してみてはどうか。

■講師：本田聖嗣のコメント

　「子どもの頃、ひたすら練習するのが苦しくてやめてしまった」という人が多いピアノ。一方で、大人には豊富な人生経験があり、鍵盤を弾く指の動きや座り方、楽譜の読み方などを客観的に捉え、目標に向かって合理的に考えて行動することができます。私が「大人こそ、早くピアノが上達できる」と考える理由はそこにあります。無理なく、力を入れず、適切な使い方をして弾けば、ピアノは本来、音を出しやすい、しかも健康にもよい楽器なのです。みなさん、「無理せず、無理なく、合理的に」一緒に3か月、頑張ってみませんか。

■寺田理恵子のコメント（ショパン「革命」に挑戦）

　幼稚園からピアノを習っていましたが、バイエルは楽しいと感じられず…。その後、何度も挑戦するも、毎回挫折。その夢が、還暦過ぎた今かなうならば、こんなにうれしいことはありません。でも、ショパンと言えば、上級者向け。本当に、3か月でマスターできるのでしょうか。先生を信じてついていこうと心に決めていながらも、内心ドキドキです（笑）。

■石丸裕之さんのコメント（サティ「ジムノペディ1番」に挑戦）

　若い頃、さっそうとピアノを弾く友人に憧れ、いつか自分もピアノを弾けるようになりたいと思いつつ年月だけが過ぎ去りました。長年の“宿題”にチャレンジし、街角ピアノデビューするのが現在の夢です。