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満身創痍のYOSHIKI、13公演完走に涙「僕たちには生かされている使命がある」

ORICON NEWS / 2024年9月2日 13時30分

“世界一豪華なディナーショー”13公演を完遂したYOSHIKI

 X JAPANのYOSHIKIが8月31日、東京・グランドハイアット東京で計13公演が開催された“世界一豪華なディナーショー”『EVENING/BREAKFAST with YOSHIKI 2024 in TOKYO JAPAN』のフィナーレを迎えた。10月に緊急手術を控え、頸椎の激しい痛みや手のしびれ・痛みに耐え、満身創痍の中、13公演を完遂した。

【公演写真】PATAを愛おしそうに抱きしめるYOSHIKI 世界一豪華なディナーショー

 X JAPANの代表曲「Say Anything」「Forever Love」などの演奏や、ディナーショー初披露となる「Nessun Dorma」、YOSHIKIがプロデュースを手がけるガールズグループ「美麗-Bi-ray-」とボーイズグループ「XY」のゲスト出演、牧阿佐美バレエ団とのコラボによる「Swan Lake」など見どころ満載のステージを繰り広げた。



 大迫力のドラムソロは、最終日の途中に首をかばってうなだれる場面も。手術を控え、体は限界を迎えている中で、いつにも増して魂をこめた迫真のドラムプレイに観客から大きな拍手が送られた。

 ディナーショー最終公演には、世界最高峰のテノール歌手アンドレア・ボチェッリの次男、マッテオ・ボチェッリがサプライズ出演。エルビス・プレスリーの「Can't Help Falling In Love」を披露した。

 最終公演中には、ディナーショー会場と中継をつないで日本テレビ系『24時間テレビ 47』にサプライズ出演も果たした。チャリティーマラソンランナーのやす子が高校生のころ、児童養護施設にいたという背景から、「マラソン児童養護施設募金」のために走るやす子に向け、「やす子さんの挑戦に敬意を表します。僕も子どもの頃に父を自殺で亡くし、痛みを持っている中で、ファンの皆様のおかげでとここまで来れているので、養護施設へのチャリティーと聞き、応援したいと思いました」と出演の経緯を伝えた。

 チャリティーマラソンを走るやす子を激励するため「Forever Love」のピアノパフォーマンスを披露。さらに、翌9月1日に番組メイン会場の両国国技館のステージにも生出演することを明かして盛り上げた。

 最終日前日の30日公演では、X JAPANのギタリストPATAが出演。大歓声の中、YOSHIKIと共にX JAPANの「Rusty Nail」を演奏し、ファンにはたまらないプレミアムなコラボレーションでも沸かせた。

 サプライズ連発のディナーショーは2014年に始まり、今年10周年を迎えた。開催の発表直後から大きな注目を集めたのは、通常のチケットに加え、初めて発売された「VIP Premium パッケージ」。1席30万円という高額チケットにもかかわらず、予約が殺到し、瞬く間にソールドアウトとなったことでも話題を集めた。

 客席の練り歩きや直接プレゼントを渡せるカーテンコールなど、触れられるほどの至近距離でYOSHIKIのパフォーマンスを堪能できる貴重な機会も設けられ、会場の至るところから歓声が沸き起こった。

 自身が手がける着物ブランド「YOSHIKIMONO」のファッションショーや、今年のミラノコレクションで発表された「MAISON YOSHIKI PARIS」の作品展示など、YOSHIKIならではのコンテンツが勢ぞろいし、“世界一豪華なディナーショー”にふさわしい内容で来場者を魅了し続けた。

 最終公演を終えたYOSHIKIは「この13公演、みんな支えてくれてありがとう。みんなの応援なしでは、ここに立っていることも、生きていることもできなかったと思う。本当に感謝しています。こうしている間にも、世界中で苦しんでいる人がたくさんいます。僕たちには生かされている使命があると思っています。そんな人にも僕たちの愛が届けられたら」と、10周年を迎えたディナーショー完走を涙ながらに振り返った。

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