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日産、子守り支援ロボットに置き去り事故防止する新機能「マダイルヨ」を追加

ORICON NEWS / 2024年9月4日 15時30分

子守り支援ロボット『INTELLIGENT PUPPETイルヨ(以下、イルヨ)』に、子どもの車内置き去り事故を防止する新機能「マダイルヨ」を追加

 日産は4日、子守り支援ロボット『INTELLIGENT PUPPETイルヨ(以下、イルヨ)』に、子どもの車内置き去り事故を防止する新機能「マダイルヨ」を追加したことを発表した。

【写真】正面からみたらかわいい…『マダイルヨ』ビジュアル

 『イルヨ』は2024年1月に赤ちゃん本舗とコンセプトモデルを共同発表した、ドライブ中に後部座席のチャイルドシートに座っている子どもをあやしたり、状態をドライバーに伝える機能を持つ子守り支援ロボット。発表以降、さまざまな意見やアイデアが寄せられるなか、特に「子どもの置き去り事故防止機能」についての要望が多く、新機能について検討を進めていた。

 今回搭載された新機能『マダイルヨ』は、後部座席のチャイルドシートに設置した『イルヨ』と保護者のスマートフォンを無線で接続し、その接続の強弱から距離を推定。『イルヨ』と保護者が離れていないかを検知するもの。さらに、『イルヨ』の表情認識カメラが、車内に子どもが残されているか否かを確認する。『イルヨ』が、保護者と一定以上離れ、かつ車内に子どもが残っていると認識すると、保護者のスマートフォンに警告通知を送り、子どもの車内置き去りが起きてしまっていることを知らせる、という仕組みとなっている。なお、9月15日に神奈川・日産本社ギャラリーで、この新機能の披露を予定している。



 また日産は、子どもの車内置き去り事故の防止、車内の事故ゼロを目指して「置き去り事故防止プロジェクト」を立ち上げ、降車時に後部座席を振り返ることを促す「マダイルヨ」を合言葉に、「後部座席にバッグを置くようにする=“バッグ オン バック”」などの事故防止対策を公式ホームページやSNSにて発信している。

 本プロジェクトの監修者で佐久総合病院佐久医療センターの坂本昌彦氏は「『マダイルヨ』は、車内置き去り事故が『誰にでも起こりうる』ことを前提に、子どもと保護者を繋げる役割を果たします。『置き去り事故防止プロジェクト』では『マダイルヨ』を合言葉に、痛ましい事故を限りなくゼロにする取り組みを推進しています」とコメントしている。

■佐久総合病院佐久医療センターの坂本昌彦氏のコメント全文

子どもは大人より汗をかきにくく、外気温の影響を受けやすいため、体温が上がりやすい体質です。また、環境に合わせて自身で調節することもできません。
そのため暑い環境では熱中症にかかりやすく、その危険が最も高い事象が車内の置き去り事故によるもので、命に関わる問題とされています。
そして車内置き去り事故は、実は誰にでも起こりうるものです。
研究では、ストレスが人の作業記憶に影響を及ぼすことが分かっています。ストレスを抱えていたり日常生活が忙しかったりすることは保護者の記憶に影響を与え、うっかり車内に子どもを置き去りにしてしまうリスクを高めます。
「マダイルヨ」は、車内置き去り事故が「誰にでも起こりうる」ことを前提に、子どもと保護者を繋げる役割を果たします。
「置き去り事故防止プロジェクト」では、「マダイルヨ」を合言葉に、痛ましい事故を限りなく ゼロにする取り組みを推進しています。

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