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綾瀬はるか主演、映画『ルート29』ひと夏の旅の楽しさと切なさが凝縮された予告編解禁

ORICON NEWS / 2024年9月4日 7時38分

映画『ルート29』(11月8日公開)(C)2024「ルート29」製作委員会

 俳優の綾瀬はるかが主演を務める映画『ルート29』(11月8日公開)のポスタービジュアル、予告編、場面写真が解禁となった。2人組の日本のオルタナティヴ・ロックバンド、Bialystocks(ビアリストックス)が書き下ろし主題歌「Mirror」と劇伴を担当していることも明らかになった。

【動画】映画『ルート29』予告編

 本作は、『こちらあみ子』(2022年)で「第27回新藤兼人賞」金賞はじめ数多くの賞を受賞し、デビュー作にして多くの映画ファンを魅了した森井勇佑監督の最新作。詩人・中尾太一の「ルート29、解放」からインスピレーションを受け、映画の舞台ともなった姫路から鳥取を結ぶ一本道の国道29号線を約1ヶ月間旅をして書き上げた脚本を映画化した。



 他者とコミュニケーションを取ることをあまりしない主人公トンボ(綾瀬)が、風変わりな女の子ハル(大沢一菜)を連れて旅に出た先でのさまざまな出会い、そこで次第に深まるハルとの絆によって、空っぽだった心に喜びや悲しみの感情が満ちていく時間をつづったロードムービー。ほか、市川実日子、高良健吾、原田琥之佑、河井青葉、渡辺美佐子などが出演している。

 ポスタービジュアルに使われた写真は、緑深き森の中で、トンボとハルが違う方向を見つめがらも寄り添い合う1枚。「大丈夫。きっとふたりなら。」というキャッチコピーは、“2人のロードムービー感”を強調するとともに、『こちらあみ子』のラスト、一人になったあみ子が発する「大丈夫じゃ」の“その続き”、アンサー的な展開をも想起させる。

 そして予告編は、トンボとハルの出会いに始まり、国道をひた走るオンボロ車、湖でのカヌー漕ぎなど、楽しいひと夏の冒険モノという雰囲気から一転、後半は2人の心の葛藤が混じり合い、何かが起きそうな気配が…。トンボとハルのひと夏の旅、その楽しさと切なさが凝縮された予告編に仕上がっている。

 主題歌を担当したBialystocksは、19年にボーカルの甫木元空(ほきもと・そら)監督、青山真治プロデュースの映画『はるねこ』の劇中での生演奏上映をきっかけに、キーボードの菊池剛(きくち・ごう)と結成。甫木元の監督作『はだかのゆめ』(19年)に魅了された森井監督たっての希望により、今回のコラボが実現した。

 Bialystocksは「ハルとトンボ、本来出会うはずのなかった2人が歩む旅の邪魔にならないように…2人の歩幅のように付かず離れず、森井監督と共にハルとトンボを音楽を通して見守り続ける作業はとても楽しかったです」、森井監督も「今回おふたりに作ってもらった音楽はとにかく自由で、はじめて聴いたとき圧倒されました。楽しみにしていてください。きっと皆さんも驚かれると思います」と振り返っている。主題歌「Mirror」は、10月2日に発売されるアルバム『Songs for the Cryptids』に収録される。

 あわせて解禁となった場面写真は、鳥取砂丘や緑深き森、神秘的な湖といった日本の原風景と、外国の絵本を彷彿させる映像世界が融合した、見たこともないロードムービーへの期待を高める写真が選出されている。

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