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IVE、初東京ドーム公演で涙、涙…「夢のような2日間をありがとう」 19ヶ国を回るワールドツアー完走【セットリストあり】

ORICON NEWS / 2024年9月6日 4時0分

東京ドームでワールドツアーを終えたIVE 撮影:田中聖太郎写真事務所

 韓国の6人組ガールズグループ・IVE(アイヴ)が5日、東京ドームで昨年10月から11ヶ月をかけて世界19ヶ国28都市を回ったワールドツアー『IVE THE 1ST WORLD TOUR 'SHOW WHAT I HAVE' IN JAPAN』のファイナルを迎えた。自身初にして最大規模の東京ドーム公演チケットは、発売直後10秒で即完売。のちに解放された機材席を含め、2日間計9万5800人のDIVE(IVEファン)を熱狂させた。

【写真64点】IVEの東京ドーム公演登場からフィナーレまで ソロ写真も満載

 IVEはユジン、ガウル、レイ、ウォニョン、リズ、イソの6人組で、2021年12月に『ELEVEN』でデビュー。その後も『LOVE DIVE』『After LIKE』などヒットを連発し、2022年10月にシングル「ELEVEN -Japanese ver.-」で日本デビュー。同年末には『第73回NHK紅白歌合戦』に初出場した。



 オープニングは6人がリフターに乗って登場。華やかな紙吹雪が降り注ぐなか、6人がランウェイさながら花道を闊歩し、センターステージへ。バンドを従えて「I AM」でスタートすると、観客は息の合ったコールでステージを盛り上げ、ユジンのロングトーンに大歓声が上がる。続く「ROYAL」ではレイが「少しでもアップグレードしたくて」と準備してきたと明かした新たなダンスを披露した。

 メンバーは一人ひとり自己紹介し、「DIVE、会いたかったよー」(リズ)、「こんばんは、IVEの末っ子、イソ丸です」(イソ)、「盛り上がってますかー」(ユジン)、「DIVE大好きー」(ウォニョン)、「最後の公演です。盛り上がっていきましょう!」(ガウル)とファンをあおり、唯一の日本人メンバー・レイが「DIVE、ただいまー!」と叫ぶと、ファンは大歓声で呼応した。

 ウォニョンが「一番好きな好きな曲」という「Blue Heart」では、東京ドームが一面、ブルーのペンライトの光の海に。「『Blue Heart』はどうでしたか?」とウォニョンが問いかけ、大歓声が返ってくると「うれしいな。ありがとうございます。実は私が作詞した曲で、つらいとき、DIVEの力になりたかったので作詞を頑張りました」と明かした。

 未発表の新曲も東京ドームで初披露した。仏プロデューサー/DJのデヴィッド・ゲッタが手がけた「SUPERNOVA LOVE」は、坂本龍一さんの「戦場のメリークリスマス」をサンプリングしたもの。ファンの歓声にメンバーは「うれしいね」と喜び、ユジンは「正式に発売されるまでちょっと待っていてくださいね」と伝えた。

 ユジンとイソの“ヘヘズ”コンビによるMC「ヘヘズタイム」でシュールなさつまいもダンスを披露し、笑いをさらったあとは、ユニットショーに突入。ガウルがダンサーを従えてアリアナ・グランデの「7 rings」を妖艶に魅せると、レイはセンターステージでOriginal Loveの「接吻」をスタンドマイクで歌いあげ、最後はガウルとレイの2人でスパイス・ガールズの「Wannabe」をキュートに歌って踊った。

 レイは「接吻」を選曲した理由について「ついに夢の東京ドームの舞台に来れたので、何を歌おうかなぁって考えたんですけど、私が小さい頃から大好きなOriginal Loveさんの『接吻』を歌いたくて」と説明。「あきちゃん(ガウルの愛称)とのユニットステージも最後だったので、『Wannabe』を歌うときは全力で楽しみました」というと、2人は「お疲れさまでした」とねぎらいあってハグした。

 続けて、ウォニョン&リズは、ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』でラプンツェル役のマンディ・ムーアが歌った「When Will My Life Begin?」をカバー。2人がプリンセスのような衣装で登場し、東京ドームに歓呼の声が響き渡るなか、リズが「一生懸命準備してきた」というグランドピアノを弾き、ウォニョンとの澄んだ歌声でのデュエットで魅了した。

 全身黒の衣装で登場したユジン&イソは、リトル・ミックスの「Woman Like Me」を披露。ダンサーを従え、踊りながらセンターステージへ移動すると「東京、スクリーム!」とあおり、ドームは大歓声に包まれた。ユジンは「私たち何回もこのパフォーマンスをしたんですけど、今日のパフォーマンスが一番気に入りました。ダンスをしながら感じました、今日がベストだって」とにっこり。イソも「私もです」とお互いに手応えを感じあっていた。

 後半では2ndシングル「LOVE DIVE」、1stアルバム『I’ve IVE』タイトル曲「Kitsch」と続け、メンバーの歌声をかき消さんばかりにファンのすさまじいコールが響きわたった。

 レイは「ツアー中、特にこの2曲を歌うときにすごい鳥肌が立っていたんですけど、きょうもDIVEの声援がすごく大きくてびっくりしました。DIVE本当に最高~!」と声を弾ませ、リズも「DIVEの皆さんにこんなに愛されてるだけでもうれしいのに東京ドームでできるなんて」と高揚していた。

 本編ラストを韓国最新EP『IVE SWITCH』のタイトル曲「HEYA」で締めくくると、アンコールはトロッコに乗ってグラウンドを1周しながら「WOW」「Mine」を歌唱。さらに、人気アニメ『ポケットモンスター』オープニングテーマの日本オリジナル曲「Will」をライブ初披露した。「Mine」を歌唱中にはガウルが感極まって涙する姿がビジョンに映し出され、大きな声援が送られた。

■ロングランツアーのフィナーレに涙止まらず…レイは夢かなえる

 メンバーは最後に一人ひとりあいさつ。リズは「私たちの初めてのワールドツアーをこんなにも勇壮に、すてきに締めくくらせてくださって本当にありがとうございます」と感謝を伝えると大歓声に涙をこぼした。隣のイソが涙をぬぐってあげると、「私の人生にやって来てくださって本当にありがとうございます」とファンに感謝の言葉を重ねた。

 最年少のイソはあいさつする前から涙が止まらず。「愛するDIVEの皆さんと一緒に過ごせてとても幸せでした。私はそんなに頻繁に泣く子ではないのですが、この10ヶ月間のツアーがもう終わるかと思うと、とても悲しくなりました。DIVEがこんなに会いに来てくれたのに、こんなふうに泣いちゃってどうしよう……」と泣くと、メンバーとDIVEの「かわいいよ!」の声が飛び交った。

 リーダーのユジンはメンバーに対して「ツアーをしていると毎回のように同じ公演にしますが、よりよいものにしたいから、メンバーにあれこれと言いました。私が言うことが必ずしも正解じゃないかもしれないのに、私の話を聞いて『ありがとう』と言ってくれて、受け入れてくれてありがとうと伝えたいです」と感謝。「私が大好きな人たちと一緒に、私を大好きでいてくれる人たちと一緒に、私が大好きなステージに立てている。これをずっと続けていけたら、私は生涯幸せに生きていけるだろうなという確信が得られたツアーでした」と総括した。

 ウォニョンは最初から最後まで日本語であいさつ。「私はまだ、私たちのワールドツアーの最後のステージが、ここ東京ドームだということが信じられないです。本当に光栄で、本当に現実なのか、いつも私に質問したんですけど、DIVEを見てたくさんのエネルギーをもらって、本当に私は、本気で幸せな人だと思いました」と喜びをかみしめた。「私はいつもいつも言うとおり、日本のDIVEが本当に大好きです」と伝えると、「私の永遠の味方になってください」と左手の小指を差し出し、「私も永遠の味方です」と約束した。

 ガウルはツアーでの葛藤を口にし、「夢をかなえていくことがうれしいし、皆さんにいい姿、頑張っている姿をお見せしたいとは思っています。ただ、なかなか自分が思うようにはいかず、私は足踏み状態なんじゃないか、努力してもだめな人なんじゃないかと思ったりもしました」と告白。それでもツアーを通して「DIVEの皆さんはずっと私たちのそばにいてくれる、何かミスをしても、あるがままを愛してくださるということがすごくよくわかりました」と、ファンへの信頼が生まれたといい、それが自身の成長につながったことを感謝した。

 最後に、15歳で渡韓し、韓国の高校に通いながら練習生生活を経て、17歳でIVEとしてデビューしたレイが、前日の東京ドーム公演を終えたあとに書いたという手紙を読み上げ「子どもの頃、お母さんの手を引っ張って、東京ドームのコンサートを4Fの一番後ろの席で見たとき、あんなにすてきな舞台で輝ける人になりたいと思った私に言いたいです。『夢が今この瞬間、かなったよ』って」と目を輝かせた。

 「これから私たちIVEは、止まらず走り続けます。DIVEの皆さん、ついてくる準備はできていますか?」と宣言すると「DIVE、最後まで幸せいっぱいの、夢のような2日間をプレゼントしてくれてありがとう。これからもよろしくね」と声高らかに呼びかけた。

 ラストは、1月にリリースした初の英語シングル「All Night」で締めくくり。華やかに紙吹雪が降り注ぐ中、歌い終えてもメンバーは何度も「もう1回」と“おかわり”を続けて飛び跳ねた。ファンの大歓声に手を振って応え、最後の最後にレイの涙腺は決壊。ファンももらい泣きするなか、6人は手をつないであいさつし、11ヶ月をかけて19ヶ国28都市を回り、計37公演で42万人を動員したロングランツアーに幕を下ろした。

■『IVE THE 1ST WORLD TOUR 'SHOW WHAT I HAVE' IN JAPAN』セットリスト
01. I AM
02. ROYAL(Rock ver)
03. Blue Blood
04. Blue Heart
05. Holy Moly
06. ELEVEN
07. Shine With Me
08. SUPERNOVA LOVE ※未発表新曲
09. CRUSH
10.
・7 rings(アリアナ・グランデ)/ガウル
・接吻(Original Love)/レイ
・Wannabe(スパイス・ガールズ)/ガウル&レイ
11. When Will My Life Begin?(『塔の上のラプンツェル』より)/ウォニョン&リズ
12. Woman Like Me(リトル・ミックス)/ユジン&イソ
13. Hyponosis
14. Accendio
15. LOVE DIVE
16. Kitsch
17. After LIKE
18. NOT YOUR GIRL
19. HEYA
【アンコール】
EN1. WOW
EN2. Mine
EN3. Will
EN4. All Night

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