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LUNA SEA、ライブ再現技術のアンバサダーに SUGIZO「蓄音機に似たレベルの衝撃」

ORICON NEWS / 2024年9月5日 18時0分

『LUNA SEA「ライブの真空パック」アンバサダー就任』発表会の模様 (C)ORICON NewS inc.

 ロックバンド・LUNA SEAのSUGIZO(Gt./Violin)、J(Ba.)が5日、都内で行われたヤマハ『ライブの真空パック』のアンバサダー就任発表会に登壇した。

【集合カット】さすがの貫禄…!アンバサダーに就任したLUNA SEA

 ヤマハは2017年から『ライブの真空パック』をコンセプトに、ライブやコンサートの体験を音楽・文化資産として保存することを目指して技術研究・事業開発に取り組んでいる。主要な取り組みとして実際の楽器の演奏をリアルに自動再現する「Real Sound Viewing」などのサービスを事業開発している。これらのサービスや技術を活用することで、アーティストの死去やバンドの解散などで“観たくても観られなかったライブ”を保存し、その体験を時間と空間を超えて提供することを可能に。現代の音楽だけでなく、伝承が危ぶまれている伝統音楽の保存や継承に活用することもできる。



 「Real Sound Viewing」で、初のエレキギター、エレキベースでの演奏再現、およびドラム演奏の再現力の向上を実現。今年35周年を迎えたLUNA SEAは、技術開発について評価。LUNA SEAに求められるレベルをクリアするため、4年をかけて技術開発を行い、それに達したことでLUNA SEAがアンバサダーに就任することとなった。再現について、バンドの理解が重要と説明した三田祥二ミュージックコネクト推進部部長はLUNA SEAのアンバサダー就任について「大きなマイルストーンになる」と力説した。

 一足早く体幹した2人。SUGIZOは「Real Sound Viewing」技術について「まさに、ライブのミュージシャンのタッチや息遣いがリアルに表現されて、それが体験できる。あるようでなかった。もし、これが50年前にあったら、今ジミヘンやジョン・レノンの演奏が聞けるということ。ただただミュージシャンとして感動します。アンバサダーに選んでいただけて感動しています」と口にした。

Jも「僕自身、ベースという楽器を担当していまして。バンドサウンドにおいて重要な部分を占める楽器。最初は僕が演奏していた音と違っていたら嫌だなと思って不安もあったんですけど、僕が弾いたタッチと音色が蘇ってきているのを聞いて、音楽にとって、とんでもないことだと思いました。たぶん皆さん、説明を聞かれて『これは、一体なんだろう?』と思われるかもしれないですけど早く聞いてほしいです」と呼びかけた。

 アンバサダー就任の理由を問われるとSUGIZOは「夢の塊じゃないですか」と一言。「僕らのライブや演奏や息遣いが100年後に残る。そこにロマンを感じて、ぜひご一緒させていただきたいなと思いました」とする。ジミ・ヘンドリックスやジョン・レノンの演奏が、この技術で残っていれば「どんなにステキだっただろう」とイメージ。「50年後、100年後、500年後、僕らの音楽をちゃんと残したい。ヤマハさんの言い方をすれば無形文化遺産。音楽は、そういう価値があるなと思ってます」と話した。

 Jは「僕らミュージシャンの演奏は実は本当にそれぞれ個性が存在するんです。楽譜にしてしまうと音符は音符なんですけれども、その音符をどうやって鳴らすのかは、本当にミュージシャンそれぞれ。そういう意味では、僕たちのライブのプレーが残っていくのが、そのミュージシャンの魂が未来に残っていくことなんですよ。僕らが存在しなくなっても魂が残っていくってことのスゴさ」とうなる。SUGIZOは「ベートーヴェンやバッハの時代は、まだ録音できなかった。彼らの魂は譜面という形しか残っていない。100年前に録音がやってきました。この一世期間はみんな魂を録音物に残せる。ついにその次に来た。演奏してライブを残せる。これは、録音機や蓄音機ができたのと似たレベルの衝撃だと僕は思います」と力説していた。

 再現について、ピックが空き弦に当たる“ギャリ”っとした音が欠けている点などについて指摘したそう。高い再現度になったがSUGIZOは「まだ開発途中」とする。ただドラムは「最初からスゴいのがレベルアップした」とし、Jも「もう実は透明人間がいます(笑)」と笑ってしまうレベルの再現度だそう。SUGIZOは「ギター、ベースは、その次かな。これがさらに進化していくのを期待しています」と話した。

 また、SUGIZOは「もちろん間違えたり、トラブルもある。その時は『チクショー』と思うんだけど、たぶん50年経てばトラブルもミスも味になる」ときっぱり語った。さらに、自身の演奏を見た感想を改めて問われるとJは「照れますよ!僕自身が弾いているのを見て、幼なじみのメンバーが弾いているのを見て、それをまじまじ見ている僕とSUGIZOがいる。一体、この瞬間は何なんだろう、と(笑)。でも、それぐらい想像を超えた場所にある経験だった」とし、SUGIZOは「僕は、どちらかと言うと恥ずかしい…。もっと、こうした方がよかったな、とか、そういうことのほうが多い。でも感動します。自分のライブを外から見るのは不可能ですし」と自虐しながらも感慨を語っていた。

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