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いじめた側の救済を描いた『ホワイトバード』公開決定 『ワンダー 君は太陽』のアナザーストーリーを映画化

ORICON NEWS / 2024年9月5日 9時8分

映画『ホワイトバード はじまりのワンダー』12月6日公開 (C) 2024 Lions Gate Films Inc. and Participant Media, LLC. All Rights Reserved.

 世界的大ヒット作『ワンダー 君は太陽』(2018年)の、もうひとつの物語『White Bird』が『ホワイトバード はじまりのワンダー』の邦題で12月6日より劇場公開されることが決まった(配給:キノフィルムズ)。

【動画】映画『ホワイトバード はじまりのワンダー』予告編

 ベストセラー小説「ワンダー」を映画化した前作は、興行収入320億円超えのスーパーヒットを記録。主人公は、普通ではない見た目で生まれてきたオギー。初めて通い始めた学校でいじめや裏切りにあい、何度もくじけそうになりながらも家族に支えられて困難に立ち向かっていく。「正しいことよりも親切なことを選ぶ」という台詞が、多くの人々の心に深くしみわたり、今も新たなファンを獲得し続けている。



 その後、小説「ワンダー」の作者R・J・パラシオが、「ワンダー」のアナザーストーリー「ホワイトバード」を書き上げた。主人公の一人はジュリアン、前作でオギーをいじめた少年である。ジュリアンはいじめにより学校を退学処分になって以来、自分の居場所を見失っていた。そしてもう一人の主人公は、ジュリアンのおばあちゃん・サラ。孫の行く先を心配するおばあちゃんが、自ら封印していた“衝撃の過去”を告白する物語。

 いじめた側の救済まで描かなければ、「ワンダー」の真の世界観は完結しないという作者の決意に胸を打たれた『ワンダー 君は太陽』のプロデューサーたちが再集結し、「ホワイトバード」の映画化も実現させた。

 解禁となった予告編は、前作『ワンダー 君は太陽』で問題児だったジュリアンに、「あなたは退学してない。やめさせられたの。ある少年をいじめて」と、サラが言い聞かせるシーンから始まる。「あなたのために話すべきことがある」と続け、舞台はサラの少女時代であるナチス占領下のフランスへとさかのぼっていく。

 過酷な状況からサラを助けてくれたのは、クラスでいじめられていた少年ジュリアンと彼の家族だった。果たしてサラがたどった”衝撃の過去”とは?そして、おばあちゃんの知られざる物語を聞いたジュリアンの決断とは?

 前作『ワンダー 君は太陽』のいじめっ子ジュリアンの祖母サラ役に、『クィーン』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したヘレン・ミレン。毅然とした眼差しと慈愛に満ちた微笑みで、波乱に満ちた人生を歩んできたサラの強さと優しさを体現した。

 いじめっ子だったジュリアン役には前作よりブライス・ガイザーが続投。少女時代のサラは、『キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱』のアリエラ・グレイザー。サラの同級生の少年ジュリアンを、『トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング』のオーランド・シュワート。ほか、「X-ファイル」シリーズのスカリー役でエミー賞をはじめ数々の賞に輝いたジリアン・アンダーソンらが出演している。

 監督は『チョコレート』『ネバーランド』『プーと大人になった僕』などのヒューマンドラマと、『007/慰めの報酬』といった超大作エンターテインメントの両極のジャンルで、突出した才能を発揮してきたマーク・フォースターが務めた。

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