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【RIZIN】医療部長が語る血液検査と毛髪検査の信憑性「WADAの考えでは尿検査で十分に判断できている」

ORICON NEWS / 2024年9月5日 20時35分

RIZIN医療部の諫山和男部長 (C)ORICON NewS inc.

 格闘技イベント『RIZIN』の榊原信行CEOと医療部の3人のドクターが5日、都内でRIZIN医療部の3名のドクターと会見を行い、7月28日に行われた『超RIZIN.3』で対戦した朝倉未来と平本蓮のドーピング尿検査の結果が「陰性」つまり“シロ”であることを発表した。

【画像】RIZINの尿検査キット

 ネット上では平本に対して「血液検査と毛髪検査も実施すべき」という声が上がっている。RIZIN医療部の諫山和男部長は「WADA(世界ドーピング防止機構)では検査の9割が尿検査です。2022年は23万1313件の検体があり、陽性数は381件で陽性率は0.16%結果が出ています。対しまして血液検査は2万2708件あり、陽性数は13件で陽性率は0.05%で、尿検査より低率でした。このため、尿検査で十分に陽性者を判断できているというのがWADAの考え方です」と具体的なデータを用いて尿検査の実証性を説明。



 RIZINの当日の尿検査でも「これから試合をする、あるいは試合後に採尿することは、選手にとってストレスであると考えます」と現状を明かし、「まして採血で血を抜くことのリスクは非常に高く、腕の神経損傷や痛みによる迷走神経反射などを考えますと非常に不適切です。我々が調べた限り、試合当日に採血しているMMA団体は現在ありません」と血液検査の非現実性を語った。なお、乾燥血液スポットという新たな検体方法が東京オリンピックで導入されたが、「検証不十分で一般的な方法に至っておりません」と補足した。

 また、毛質検査については「覚醒剤などの検知などで用いられるもので、WADAの検査に入っていません」と、ドーピングとは無関係であることも紹介した。

 一方で、平本が2日の会見にて、医師ではないフィジカルトレーナーから「ドーピング検査に引っかからない、怪我が治りやすい注射」を受け取り、自分で打ったと告白した件について、諫山氏は「日本では医師以外で注射行為はできないし、ちょっと信じられない話と思っています」とコメント。どんな注射だったのか予想を聞かれるも「まったく想像することすらはばかられるというか、ちょっとわかりません」と返答した。

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