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55歳・北村一輝、“新感覚”主演ドラマで「若者の本音を引っ張り出したい」

ORICON NEWS / 2024年9月6日 11時0分

『おっちゃんキッチン』で主演を務める北村一輝 (C)ORICON NewS inc.

 俳優の北村一輝(55)が主演を務める、KDDI×TVerオリジナル新番組『おっちゃんキッチン』がきょう6日より配信開始する。撮影後の北村が取材に応じ、新しい挑戦となる本作に臨む思いを語った。

【写真】筋張った腕っぷしを披露した北村一輝

 北村演じる“おっちゃん”の決め台詞「おまち丼(どん)さま」を合言葉に提供される、心を満たす丼グルメ。自身の悩みの解決につながる糸口をその丼から得る若者の姿や、若者たちとの手探りなコミュニケーションを通じて自身の“アップデート”を目指す店主の姿を描く。横型動画をTVerで、縦型動画をTVer公式SNS(TikTok、YouTube Shorts、LINE VOOM、X)で、それぞれ視点の異なるストーリーとして無料配信される。



 これまでにない映像作品としての企画に「おもしろそうだな」と思ったという北村。「時代が変わる中で『新しいジャンル、新しいことに挑戦したい』という気持ちがあったので、ぜひ参加したいと思って引き受けました。特に“普段はバラエティーを制作されているチームがこのミニドラマを担当される”という点にも興味があって。実際に撮影に入ると、やっぱり映画・ドラマの現場と、バラエティー制作の考え方や進め方とでは勝手が違うのが新鮮で、逆に楽しんでいます」と明かす。

 自信の役については「野球のバッテリーでいうと“キャッチャー”の役どころ。毎回違うお客さんがぶつけてくる愚痴や意見を、ただただ受け止める。役者としていろいろなお芝居が試せるので、もし僕が若い頃にこういう作品があったら楽しかっただろうなと。結果的に(番組が)おもしろくなきゃいけないとは思いますが、若い俳優さんにもどんどん楽しんでやってほしいなと思っています」と話した。

 ベテラン俳優の北村だが「自分の感覚が全部正しいとは思わない。年をとっていくと、自分の価値観を崩せない部分があると思うんです。でも、自分が培い、学んできたことだけじゃなく、それ以外の正解がいっぱいあるはず。若い子たちが作るいろんなパターンに乗っかってみたい。それが難しさでもあり、面白さでもあるのかなと思っています」と、新たな挑戦に臨んだ理由を語った。

 最後にメッセージを求められると「若者の“本音”が描かれる作品になっていると思っています。何かを否定したいわけではないけれど、言論の自由があるようでなかったり、生きづらさを感じるようなこの時代に一番言葉を発したいのは若者だったりすると思うんです。だからこそ、僕は若者の言葉がすごく重要だと思っていて、そこには間違いがあるかもしれないけれど、そもそも“正解”だけが良いものなのか。勢いであったり、何か考えさせられるものもあると思うので、そういう言葉を僕も引っ張り出したいなと思っています。“今の時代の本音”が見えるミニドラマになると思うので、若者の本音を知りたい方にはぜひ見ていただきたいです」とアピールした。

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