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『わたしの宝物』“托卵妻”松本若菜とりまく男性2人発表 田中圭&深澤辰哉 台本に「大丈夫か…!?」【役柄&コメント全文】

ORICON NEWS / 2024年9月9日 5時0分

フジテレビ木曜劇場『わたしの宝物』に出演する(左から)田中圭、松本若菜、深澤辰哉 (C)フジテレビ

 俳優の松本若菜が主演を務める、フジテレビ系木曜劇場『わたしの宝物』(10月17日スタート、毎週木曜 後10:00 ※初回15分拡大)で、伏せられていたキャスト2人が、田中圭と深澤辰哉(Snow Man)であることが9日、発表された。

【写真】甘美なキスシーンを演じる松本若菜

 同作は、夫以外の男性との子どもを、夫との子と偽って産んで育てる「托卵」を題材に、“大切な宝物”を守るために悪女になることを決意した1人の女性とその夫、そして彼女が愛した彼、3人のもつれあう感情を描く、大人の恋愛ドラマ。完全オリジナル作品として『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』『あなたがしてくれなくても』(あなして)などの三竿玲子氏がプロデューサーが手がけ、『あなして』脚本の市川貴幸氏が再び組む。



 キャスト発表にあたっては、8月30日に解禁されたイメージビジュアルで、主人公・神崎美羽(松本)のほか、2人の男性のシルエットだけが明かされ、「このキャラクターを演じるのは誰?」と、SNSを中心に大きな話題を呼んでいた。

 田中は、美羽の夫・神崎宏樹役。大手商社に勤める優秀な会社員で慕われる存在だが、家庭では美羽にキツく当たり、モラハラまがいの発言も。仕事に忙殺されていく中で心がすれ違っていき、無関心になってしまった。次第に宏樹は美羽への厳しい言動に歯止めがかけられなくなっていき、子どもを見据えて家庭に入ったはずの美羽はかごの中の鳥状態に…。そんな生活が続いたある日、宏樹のある行動がきっかけで、美羽は中学時代の幼なじみ・冬月稜と一夜を共にしてしまい、子どもを宿す。

 田中は『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』『ナイト・ドクター』などフジテレビドラマと縁が深く、木曜劇場には2020年7月期『アンサング・シンデレラ』以来、約4年ぶりの出演となる。また、松本とは配信ドラマ『死神さん2』(2022年)以来の共演となる。

 深澤は、美羽と一夜を共にする冬月稜役。美羽とは中学時代の幼なじみで、優しく、美羽が辛い思いをしていると必ず現れて寄り添う。その数十年後、フェアトレードの会社の経営者となってからも温かな性格のままで、再開した美羽の心にぬくもりを与える存在に。学生時代から互いに想いを寄せていた2人は、「心のつながりだけで十分」と決して一線を超えることはなかったが、やがて美羽に起きたある出来事によって一夜だけ関係を持ってしまい、数奇な運命に巻き込まれる。

 Snow Manのメンバーとして活動するだけでなく、俳優としても活躍目覚ましい深澤は、昨年から今年にかけて『今日からヒットマン』『春になったら』と、2クール連続で連ドラ出演。木曜劇場は初出演で、松本・田中とも初共演となる。

 美羽・宏樹・冬月がそろったイメージビジュアルは、白と黒の2色のみで撮影された3人の姿とは対照的に、タイトルロゴは毒々しい色使いであしらわれた。中央には、愛と罪の狭間(はざま)でもがく美羽の姿があり、その両隣には、それぞれの苦悩を抱えた宏樹と冬月が…。「托卵」という禁断の選択をきっかけに、壮絶な運命に飲み込まれていく3人の姿を印象的に捉え、波乱を予感させるビジュアルとなった。

■神崎宏樹(かんざき・ひろき)役/田中圭 コメント
・今作のオファーを受けた時の思いをお聞かせください。
「第一印象は、“難しいドラマが始まる”と思いました。托卵という題材は、聞いたことがあり、想像ができないことではありませんが、自分と離れたところにあるテーマのお話だったので、その世界を生きる感覚みたいなものがピンときていませんでした。だからこそ、自分があまり触れたことのない世界を生きることへのワクワク感がありました」

・台本を読んだ感想をお聞かせください。
「すごく面白かったです。よく練られているお話だなと思いましたし、ハラハラドキドキの展開で続きがどうなるのだろうと思いながら読み進めていました。ただ、思った以上に、僕の役が嫌な役で…(笑)。そして、演じるのがとても難しい役どころだと感じました」

・宏樹を演じるにあたって、心がけようとしていることをお聞かせください。
「今回に限らず、作品を見ていただく上で、役に感情移入できるような作品ができたらいいなと思っています。宏樹は僕自身も理解できない部分が多かったり、“ひどい!”と感じるところもたくさんある役です。それでも、つい宏樹の気持ちがわかってしまうような、そういう人間くさい役に最終的に落とし込めたらいいなと思っています」

・ドラマを楽しみにしている視聴者へメッセージをお願いします。
「僕自身、まだ台本をすべて読んでいるわけではないので、“この先どうなるのだろう!”とドキドキワクワクしている最中です。視聴者の皆さんにも、ハラハラドキドキしながら、そして自分の身に置き換えた時に、“もしかしたらこんなことが起きるかもしれない…!”なんて思っていただけるような、遠いようで身近な、そんなドラマにしたいと思います。ぜひ楽しみに待っていてください!」

■冬月稜(ふゆつき・りょう)役/深澤辰哉 コメント
・今作のオファーを受けた時の思いをお聞かせください。
「この作品は、ちょっと危険な香りがする大人の恋愛ドラマということで、まさか自分にこういう作品の役のオファーがくるとは思わず、本当にびっくりしました。ですが、こういったドラマに参加させていただくことで、自分の新たな一面も見つけたいと思いますし、この作品を本当にたくさんの人に見ていただいて、何かを感じていただけたらと思います。まだ冬月という役をつかみきれていない部分もあるのですが、皆さんと一緒にいい作品を作り上げていけたらいいなと思います」

・台本を読んだ感想をお聞かせください。
「率直に、ラブだなと思いました。中学時代の幼なじみだった美羽とまた出会って、そこからの展開が、キュンキュンもするし、“大丈夫か…!?”と不安にもなるし、そういう感情の狭間でお芝居をしていくことが多いので、そこをどう表現していくかを考えることが楽しいです。いろいろな人と考えていきながら、冬月という役を作り上げていけたらと思います」

・ドラマを楽しみにしている視聴者へメッセージをお願いします。
「僕自身初めて、こういうちょっと刺激的で、ハラハラするようなラブストーリーに出演します。1話ごとの終わり方も“え、どうなるんだろう!”と、次をどんどん見たくなるような作品になっているので、たくさんの人たちに見ていただけたらと思います。一生懸命がんばりますので、ぜひ見てください!」

■三竿玲子プロデューサー(フジテレビ編成総局・ドラマ制作部)コメント
「この物語を考えているときに、神崎宏樹という役は、振り幅が大きく、難しい役だと私自身も感じていました。主人公・美羽に過度のストレスを与えるため、嫌われてしまう可能性もある役どころですが、宏樹にも抱えているものがある…。そんな彼の背景も含め、一人の人間としてリアルに演じてもらえる方にお願いしたいと思った時に、田中圭さんしかいないと思いました。とても難しい役ですが、田中さんの確かなお芝居の力を借りて、宏樹という役の厚みが出せたらいいなと思います。また、私は、田中さんの切ない表情のお芝居がとても好きなので、このドラマでもそんな表情を見せてくださるのを楽しみにしています。

深澤さんは、バラエティなどでよく拝見していて、明るさと、にじみ出る優しさが魅力的な方だなと思っていました。冬月は、中学生時代、主人公・美羽がつらいときに寄り添ってくれる温かい人。それは、再会した現代でも変わらず、苦しい美羽の心を救ってくれます。深澤さんの明るく優しい雰囲気はそんな冬月役にぴったりだと思いました。いくつかお芝居の作品も見させていただいていますが、演じる役の役割を理解して、いい距離感で演じられる方だと思うので、冬月と美羽の繊細な関係性をうまく表現してくださると思います。ご本人も“新境地”とおっしゃる挑戦的な役でもあるので、深澤さんにしかできない冬月を楽しみにしています」

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