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「第81回ベネチア国際映画祭」金獅子賞はペドロ・アルモドバル監督『The Room Next Door』

ORICON NEWS / 2024年9月9日 9時26分

「第81回ベネチア国際映画祭」受賞結果

 イタリアで開催された「第81回ベネチア国際映画祭」の授賞式が現地時間7日に行われた。最も権威ある金獅子賞は、スペインのペドロ・アルモドバル監督の『The Room Next Door(原題)』が受賞した。連続受賞の行方が注目されていた「ジョーカー2」の受賞はならなかった。

Amazon Original映画『 Broken Rage』場面写真

 『The Room Next Door』は、がんに侵され安楽死を望む女性が人生の最期を迎える前に親友の女性との交流を深めていく様子を描いた作品。公式上映された際には、スタンディングオベーションが20分ちかく続いたと、話題になっていた。

 金獅子賞に次ぐ審査員大賞には、イタリアの女性監督、マウラ・デルペロが、第2次世界大戦末期のイタリアを描いた『Vermiglio(原題)』が受賞した。



 そのほか、銀獅子賞として、最優秀監督賞をブラディ・コーベット(『The Brutalist(原題)』)、最優秀女優賞をニコール・キッドマン(『Babygirl(原題)』)、最優秀男優賞をヴァンサン・ランドン(『The Quiet Son(原題)』)が受賞。審査員特別賞はグルジアの女性監督、デア・クルムベガシヴィリの『April(原題)』に贈られた。

 革新的な作品を集める「オリゾンティ部門」には、日本の空音央監督の『HAPPYEND』が選出されていたが受賞はならなかった。

 今年の同映画祭は、ティム・バートン監督の 『ビートルジュース ビートルジュース』やアンジェリーナ・ジョリー主演作『マリア』、ジョージ・クルーニーとブラッド・ピットの『ウルフズ』、北野武監督の『Broken Rage』、黒沢清監督の『Cloud クラウド』などが上映され、ファンを熱狂させた。

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