奥平大兼、監督からの「菅田将暉を超えて」要求に緊張 マイクが心音を拾うほど「バクバクだった」

監督の要求に緊張していたという奥平大兼 （C）ORICON NewS inc.

　俳優の菅田将暉、奥平大兼、窪田正孝、黒沢清監督が10日、都内で行われた映画『Cloud クラウド』（27日公開）ジャパンプレミアに登壇。奥平が、黒沢監督の要求に緊張したことを明かした。

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　今作は、“転売ヤー”の主人公・吉井良介（菅田）が、ネット社会に知らず知らずのうちにバラまいた憎悪によって生まれた “集団狂気”が、実体をもった匿名の集団へと姿を変え、吉井を標的とした“狩りゲーム”がはじまる、“誰もが標的になりうる”日常と隣り合わせの恐怖を描いたサスペンス・スリラー。奥平は、吉井に雇われたバイト青年・佐野を演じる。

　初の黒沢組となった奥平は「キャストの皆さんの中でも歳が一番低くて、バキバキに緊張していたんです」と告白。「クランクインの日に物語の最後のシーンを取ってたのですが、緊張しすぎて心臓がバクバクしていて。録音部さんに『バクバクだったね』って言われるくらい」と振り返り、共演者が「マイクで拾うほど？」と驚くほど、かなり緊張していたと明かした。

　そんな奥平は、黒沢監督から「菅田さんを超えてほしい」と言われていたそう。これには、窪田も「あの菅田将暉を超えてほしいって…」と絶句。一方、黒沢監督は「覚えていません」とあっさり。奥平は「気持ち的には、それ（菅田を超える）くらいの気持ちで覚悟を持てたので、ありがたかったです」と感謝していた。

　イベントには、古川琴音、岡山天音、荒川良々、も登壇した。