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松坂桃李×芳根京子×役所広司が共演、疫病と闘った一人の町医者・笠原良策の実話を映画化

ORICON NEWS / 2024年9月12日 7時3分

映画『雪の花 ―ともに在りて―』2025年1月24日公開 (C)2025映画「雪の花」製作委員会

 俳優の松坂桃李、芳根京子、役所広司らが出演する映画『雪の花 ―ともに在りて―』が、来年(2025年)1月24日に全国公開されることが決定した。江戸時代末期、多くの人命を奪う疫病と闘った一人の町医者・笠原良策の生き様を描いた物語。

【動画】『雪の花 ―ともに在りて―』特報

 有効な治療法がなく死に至る病とされた疱瘡(ほうそう)=疫病から人々を救うため、私財を投げうち種痘(予防接種)を普及させようと尽力した実在の町医者・笠原良策。疫病の確実な予防が異国から伝わったと知った良策は、京都の蘭方医・日野鼎哉に教えを請い、種痘の苗を福井に持ち込んだ。

 良策はかつてない予防法成功のためにさまざまな困難にもあきらめず、妻・千穂の支えの中で流行病と闘い続ける。自らの利益を顧みずに、疫病に侵された日本を本気で救おうと立ち上がった実在の知られざる町医者・笠原良策が、生きる希望を問いかける。



 笠原良策役に、映画俳優として数々の賞を受賞し、世代のトップランナーである松坂。使命感にあふれる人物をひたむきに、力強く演じ切り、作品を牽引する。そして良策の妻・千穂役に芳根。周りを明るく照らす太陽のような、だが意外な一面も持つ人物をチャーミングに演じる。そして、良策を導く蘭方医・日野鼎哉役に、名実ともに日本を代表する俳優・役所が扮する。

 原作は、吉村昭の「雪の花」(新潮文庫)。監督は、巨匠・黒澤明監督に師事し、監督デビュー作『雨あがる』(2000年)以来、一貫して人間の美しい在り方を描いてきた小泉堯史が務める。

 あわせて解禁となった特報映像は、作曲家・加古隆による美しい音楽とともに、疫病から多くの人命を救うために人生をかけると誓った笠原良策と、彼の信念に動かされていく人々の姿が描かれる。良策の一番の理解者であり、そばで見守り続ける千穂、そして良策の想いに共鳴し、未知の医学に挑み共に闘う鼎哉。自分の利益を顧みない無私の精神で、疫病と闘い続けた生き様を描き出した、心震える映像となっている。

 さらに、良策の信念に突き動かされ、ともに奮闘した人々を演じるキャスト12人も発表された。良策が旅先で出会い、疱瘡を治せるかもしれないと良策に伝える蘭方医・大武了玄を吉岡秀隆が演じる。小泉監督作品には『雨あがる』、『阿弥陀堂だより』(02年)、『博士の愛した数式』(06年)、『峠 最後のサムライ』(22年)に続き、5作目の出演となる。

 ほかに、三浦貴大、宇野祥平、沖原一生、坂東龍汰、三木理紗子、新井美羽、串田和美、矢島健一、渡辺哲、益岡徹、山本學らが出演する。

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