吉永小百合、夫・岡田太郎さん訃報受け直筆で思い寄せる「大往生だと思います」

吉永小百合 （C）ORICON NewS inc.

　フジテレビは13日、俳優の吉永小百合（79）の夫で、元同局ドラマ監督、元共同テレビ社長・会長の岡田太郎さんが3日亡くなったと伝えた。享年94。

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　同局は「岡田氏は、創成期のテレビ界のドラマ制作に尽力され、『日日の背信』など数々の名作ドラマを生み出し、編成面でも大いに活躍されました。その後、共同テレビでヒットドラマ制作の指揮をとり、社長・会長としても社業の発展に尽力されました。ここに生前のご厚誼を深く感謝し、ご冥福をお祈りするとともに謹んでご通知申し上げます」と記した。

　吉永は同日、東映を通じて直筆でのコメントを寄せた。「夫、岡田太郎は、昨年12月に胆のうがんと診断され、化学療法の治療を受けていましたが、転移もあり、症状が進んで、他界致しました。病気に対しては、回復をめざして常に前向きでしたが、9月3日、94才で承眠いたしました。大往生だと思います。私は地方での仕事を終を終え、病院に駆けつけ、傍に寄り添って看取ることが出来ました。生前の皆様のご厚情に深く感謝し、心からの御礼を申し上げ上げます」と記した。

■岡田太郎さんプロフィール
１９３０年（昭和５年）７月２０日　　東京都出身
１９５４年（昭和29年）　文化放送入社
１９５８年（昭和33年）　株式会社フジテレビジョン入社　芸能部勤務
　　　　　　　　　　　　　「陽のあたる坂道」制作
１９６０年（昭和35年）　昼メロドラマ「日日の背信」制作
１９６１年（昭和36年）　「からみ合い」制作
１９６２年（昭和37年）　編成局第一制作部チーフディレクター
１９６４年（昭和39年）　映画『愛と死をみつめて』（主演：吉永小百合）のドキュメンタリー番組制作
１９６６年（昭和41年）　「また逢う日まで」（主演：吉永小百合）制作
１９６８年（昭和43年）　編成局編成部
１９７０年（昭和45年）　編成局制作部部長
１９７３年（昭和48年）　吉永小百合と結婚
１９８１年（昭和56年）　「時代劇スペシャル」プロデュースを担当
１９８４年（昭和59年）　編成局次長
１９８５年（昭和60年）　共同テレビジョン　取締役
１９９５年（平成 7年） 共同テレビジョン　代表取締役社長
１９９９年（平成11年）　共同テレビジョン　代表取締役会長
２００１年（平成13年）　共同テレビジョン　相談役
２００３年（平成15年）　共同テレビジョン　退任