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アンナ・サワイ、エミー賞主演女優賞初受賞の快挙 『SHOGUN 将軍』で世界の視聴者を魅了

ORICON NEWS / 2024年9月16日 11時53分

ドラマ『SHOGUN 将軍』で「第76回エミー賞」主演女優賞を受賞したアンナ・サワイ(戸田鞠子役)(C)2024 Disney and its related entities Courtesy of FX Networks

 米国テレビ界の“アカデミー賞”ともいわれる最高峰の賞「第76回エミー賞」の授賞式が、現地時間15日(日本時間16日)にロサンゼルスで開催され、『SHOGUN 将軍』に出演したアンナ・サワイが、ドラマシリーズ部門主演女優賞を受賞した。授賞式でサワイの名前が呼ばれた瞬間、日本人として、またアジア系女優としてエミー賞主演女優賞を初受賞した歴史的瞬間となった。

【画像】「第76回エミー賞」授賞式の写真が到着

 「名前が呼ばれる前から泣いていました」というサワイは、自分が「観て育ち、愛した」俳優たちと並んでノミネートされたことに感無量な様子で、「私を信じて、素晴らしい役をくれてありがとう」と、エグゼクティブ・プロデューサーのジャスティン・マークスとレイチェル・コンドウへ感謝の意を表した。続けて、「クルーとキャストのひとりひとりの皆さん、そして真田さん、彼は私のような俳優ににドアを開いて、チャンスを与えてくれました」と、直前に主演男優賞を受賞した真田の姿を探すそぶりも。



 共演シーンの多かった按針役のコズモ・ジャーヴィスにも「あなたは私が知る最も正直で誠実で恐れ知らずな、俳優です。あなたのおかげで私は120%の力を出すことができました」と感謝を伝えた。そして、「今まで支えてくれたお母さんありがとう。あなたのおかげで、私は鞠子を演じて、今、ここにいることができました」と客席にいる母親に呼びかけ、「この受賞は、すべての女性たちへのメッセージです」とスピーチを締めくくった。(※記事初出時より英訳を修正しました)

 『SHOGUN 将軍』は、最高賞である作品賞をはじめ、最多22部門で25のノミネート(関連番組を含めると26ノミネート)を受け、計11人の日本人が候補に名を連ねた。プロデューサーで主演を務めた真田広之が主演男優賞、浅野忠信と平岳大がともに助演男優賞にそれぞれノミネートされた。

 先んじて、今月7日と8日(ともに現地時間)に発表された、主に製作・技術に携わった人々に贈られる「クリエイティブ・アーツ・エミー賞(Creative Arts Emmy Awards)」では、『SHOGUN 将軍』が14部門で受賞し、日本人最多となる7人が栄冠に輝いた。

 『SHOGUN 将軍』は、ジェームズ・クラベルの小説を原作とする、日本の戦国時代を舞台に武将とその家臣となったイギリス人航海士などをめぐる物語。アメリカの有料テレビチャンネル「FX」が制作し、動画配信サービスなどを通じて世界的なヒットとなった。日本では、ディズニーの公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の「スター」にて配信されている。

 台詞の大半が日本語であるにもかかわらず、ハリウッドが生み出す圧倒的なスケールと、プロデューサーの真田をはじめ、日本の専門家たちが現地の制作チームと共に衣装や小道具、所作など細部にまでとことんこだわって制作したクオリティの高さ、そして出演する俳優たちのリアリティあふれる演技などが世界的に話題になった。

 サワイは、明智光秀の三女で、後に細川ガラシャと呼ばれる明智たまにインスパイアされたキャラクター・戸田鞠子役で、戦乱の世を強く生き抜く女性を熱演した。

■アンナ・サワイ

 ニュージーランドで生まれ、東京で育つ。オーディションで選ばれ舞台で俳優デビュー。2009年に『ニンジャ・アサシン』で映画デビューを果たし、英BBC製作のドラマ『Giri /Haji』やApple TV+で配信された『パチンコ - Pachinko』、映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(21年)に出演。Apple TV+で配信中のドラマシリーズ『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』ではカート・ラッセルらと共に主要キャストとして名を連ね、ケイト・ランダ役を演じた。『SHOGUN 将軍』では、「ゴールド・ダービー TVアワード(Gold Derby TV Awards)」「TCA(Television Critics Association)」も受賞している。

■「第76回エミー賞」ドラマシリーズ部門 『SHOGUN 将軍』ノミネート一覧(★=受賞※完全版)
★(1)作品賞
★(2)主演男優賞:真田広之
★(3)主演女優賞:アンナ・サワイ
(4)助演男優賞:浅野忠信
(5)助演男優賞:平岳大
★(6)ゲスト男優賞:ネスター・カルポネル
★(7)監督賞:フレッド・トーイ監督
(8)脚本賞:第1話「安針」 レイチェル・コンドウ、ジャスティン・マークス
(9)脚本賞:第9話「紅天」 レイチェル・コンドウ、カイリン・プエンテ
(10)撮影賞:第1話「安針」 クリスト・ファーロス
★(11)撮影賞:第9話「紅天」 サム・マカーディ
★(12)編集賞:マリア・ゴンザレス、三宅愛架 他
(13)テーマ曲賞:アッティカス・ロス 他
(14)作曲賞:アッティカス・ロス 他
★(15)キャスティング賞:ローラ・シル、川村恵 他
★(16)プロダクションデザイン賞:ヘレン・ジャービス 他
★(17)音響編集賞:ブライアン・アームストロング、山内あや子 他
★(18)音響賞:スティーブン・ペターソン、赤工隆 他
★(19)視覚効果賞:マイケル・クリエット 他
★(20)スタント・パフォーマンス賞:南博男、帯金伸行 他
★(21)メインタイトルデザイン賞:ナディア・ツオ 他
★(22)メイクアップ賞 歴史劇&ファンタジー部門:レベッカ・リー 他
★(23)プロステティック メイクアップ賞:トビー・リンダラ 他
★(24)衣装デザイン賞:カルロス・ロサリオ、田中謙一 他
★(25)ヘアースタイリング賞:サンナ・セッパネン 他

★(26)特別番組『The Making Of Shogun』が短編部門のノンフィクション/リアリティシリーズ賞を受賞

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