カンヌ、トロントで連続受賞 デミ・ムーア主演映画『The Substance』日本公開決定
ORICON NEWS / 2024年9月16日 14時26分
カナダで現地時間15日、「第49回トロント国際映画祭(TIFF)」が閉幕。ハリウッドの賞レースが本格化する中、オスカーノミネートのバロメーターの一つとして注目される観客賞の一つ、ミッドナイト・マッドネス部門の観客賞(ピープルズ・チョイス・ミッドナイト・マッドネス賞)に選ばれた、『The Substance(原題)』が、ギャガ配給で来年(2025年)5月に日本で公開されることが決定した。
【画像】今回のトロント国際映画祭に参加していた黒沢清監督
世界中のバイヤーが争奪戦を繰り広げ、日本公開が決定した『The Substance』は、『ゴースト/ニューヨークの幻』(1990年)などで知られるデミ・ムーアの主演作。50歳を超え容姿の衰えと、それによる仕事の減少から、ある新しい再生医療に手を出す元トップ人気女優エリザベス役を演じた。狂気と呼べるほどの“美&若さ”に執着する主人公を圧倒的な怪演で見せつけた、デミ・ムーアの新たな代表作となりそうな作品だ。
共演は、若くして数々の受賞歴を誇るマーガレット・クアリー。弾けるような若さと美貌を輝かせ、デミ・ムーアに引けをとらない迫力で対峙する。監督と脚本を手がけたのは、『REVENGE リベンジ』で注目を浴びたコラリー・ファルジャ。「第77回カンヌ国際映画祭」で行われたワールドプレミアでは最長13分間にわたるスタンディングオベーションを受け脚本賞を受賞している。
トロント国際映画祭の観客賞受賞作には、『ルーム』(2015年)、『ラ・ラ・ランド』(16年)、『それでも夜は明ける』 (13年)、『ノマドランド 』(20年)など、アカデミー賞でノミネート獲得、受賞を果たす作品が少なくない。なお、今回の観客賞(ピープルズ・チョイス賞)は、マイク・フラナガン監督の『The Life of Chuck(原題)』が受賞した。
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