簡秀吉、ネタバレ全開トークイベント 『好きやねんけどどうやろうか』西山潤&奥野壮と
ORICON NEWS / 2024年9月24日 13時44分
俳優の簡秀吉、西山潤、奥野壮が23日、タワーレコード渋谷店B1F CUTUP STUDIOで開催された、今年1月に読売テレビのドラマDiVE枠で放送された『好きやねんけどどうやろうか』のBlu-ray・DVD購入者限定・発売記念イベントに登壇。イベントには本作でW主演を務めた松本栄枝役・簡、曽我久志役・西山、中津瑞樹役・奥野に加え、柴田啓佑監督、原作者・千葉リョウコ氏が登壇し、ドラマ放映後だからこそネタバレを話すことができるトークコーナーや、キャスト陣から観客へ直接「イベント参加特典」が手渡されるお渡し会が行われた。
【写真】『好きやねんけどどうやろか』イベントでお渡し会を行った簡秀吉たち
本作は、2013年よりBLコミック誌「GUSH」(海王社)で連載された千葉氏の同名漫画が原作。家庭的な小料理屋を舞台に、誰とでもフレンドリーに話すことのできる肉食系関西弁イケメン店主と、東京から転勤してきたものの関西の空気になじめない真面目なバツイチサラリーマンによる、愛おしくももどかしい“ムズキュンラブストーリー”となっている。
イベントは18日に発売された『好きやねんけどどうやろか』Blu-ray&DVDの対象商品予約者の中から抽選を行い、当選者のみが参加可能。そんな熱いファンの盛大な拍手に迎えられ、まずはW主演の簡・西山がステージに登場。簡から「きょうは、お越しいただきありがとうございます。楽しんでいきましょう!」とあいさつし、西山も「配信でご覧いただいている方々もありがとうございます」と語った。続いて2人の呼び込みで奥野も登場し、「瑞樹役の奥野壮です。よろしくね!」と会場に笑顔で呼びかけた。
トークコーナーでは、Blu-rayの特典である1時間半ほどのメイキング映像について聞かれ、奥野は「メイキングを見直して、あったかい現場の空気を思い出しました」と語り、西山は「収録はされていなかったけれど、撮影現場に入る時の秀吉のあいさつが印象的だった」と振り返り、笑顔を見せた。12月から1月にかけて行われた撮影時のエピソードの話題では、西山は「実はクリスマスの日に銭湯(サウナ)のシーンを撮っていたんです。6、7話の撮影より前に、別れのシーンをクリスマスに撮りました」と今だからこそ明かせる裏話を披露し、簡も「あの日は1日がすごく濃かったね」としみじみ振り返った。西山も同意しながら、「難しいシーンだったけれど、役者としてもとても思い入れがあります。いいクリスマスだったな」と語った。また、奥野からの「きょうは皆さんどちらからいらしたんですか?」という観客への呼びかけでは、北海道や愛媛などさまざまな地方から、そして一番遠くは国を越え中国から来たというファンもいることが判明し、3人が驚きと喜びの表情を見せる一幕も。会場は温かな空気に包まれた。
続いて、本作の監督を務めた柴田監督、原作者の千葉氏もステージへ登場。あいさつの後、お気に入りのシーンについて聞かれた千葉氏は「2話の介抱をするシーンが好きです!」と話し、また「現場を見学させていただいた際に、皆さんが“栄枝くん”と役名で簡さんのことを呼んでいて、そこに本当に栄枝くんがいるなぁという実感がわいてうれしかったです」と撮影現場の印象を語った。監督は「お気に入りのシーンはたくさんあり悩ましいですが、サウナで本音を語り合う場面は各々の人間模様が出やすいシーンなので演出していて楽しかったです」と振り返った。また、キャスト陣への印象を聞かれた千葉氏は「奥野さんは原作にないキャラクターだったので、こういうキャラがいると引っかき回されて面白いんだな、と作品の参考にしたくなりました!小悪魔みたい」、「西山さんは本当に曽我のトレードマークである黒縁眼鏡がすごくお似合いでびっくりしました!」とそれぞれの印象を語ると、「衣装合わせは他の候補も試しましたが、最終的に黒縁眼鏡になりました」とすかさず西山から衣装合わせのエピソードが。簡への印象についても「簡さんは背が高くて、ドラマを拝見していて栄枝くんが本当にいると思いました。『髪の毛の長さが原作よりも足りないけれど良いですか?』と気遣いいただいたもの印象的でした。今っぽくてかっこいい栄枝でした!」と原作者からのそれぞれへのベタ褒めのコメントにキャスト陣もほっこり笑顔を見せた。柴田監督は「原作のいい部分をよりパワーアップして描きたいと思いました。それぞれのキャラクターをいい意味で自分たちのものにして演じてくださっていたと思います。奥野くんはオリジナルのキャラクターですが、栄枝と曽我2人の恋愛をかき乱しながら最後には2人のことを祝えるキャラクターになり、撮影時も瑞樹とリンクしていたなと感じます」と回答。キャスト陣も「撮影時に自由にやらせていただいて、僕たちも楽しかったです」と照れながら応えた。
そして、事前にXで募集したファンの方々からの質問に、キャスト陣が回答するコーナーへ。まずは「撮影中に食べた料理で一番印象的だったのは?」と撮影で毎回料理を食べていたという西山は「1話のエンディングで食べたお茶漬けがおいしかった。撮影終わりに全部食べました」と答え、それに対し「いいな~!」とうらやましがる奥野に会場からも温かな笑いが起きた。「実は役作りでこだわっていたというポイントは?」という質問へは簡が「なにわのしゃべり方です!僕自身は京都出身ではありますが、栄枝はコテコテの関西弁なので、YouTubeで大阪の方が出ている動画を見て研究しました」と回答。奥野は「髪の毛です。白く染めたのが初めてでした。髪の毛のケアが役作りです」とし、西山は「料理をキレイに食べるシーンが多かったので、姿勢よくキレイに丁寧に食事をすることを心がけていました」とそれぞれのこだわりを回答した。また、「(W主演の2人へ)お互いの好きなところは?」と聞かれた簡は「西山くん、お酒を飲むとかわいくなるんですよ」と話し、西山も「この間、秀吉が家に来てくれたんだよね」とエピソードを披露。そんな2人に対し奥野は「あまり僕がいなかった時の話しないで!」とリアクションし、ドラマさながらの三角関係(?)が展開され、会場が再び笑いに包まれた。西山は簡について「簡くんはお芝居についての質問をすごく熱心にしてくれるところが好きです」と回答し、お互い相思相愛な答えに会場中から拍手が起こった。最後に、「1日のデートプランを考えるならどんなプランですか?」という質問には、西山「野球が好きなので、野球観戦して、お酒を飲んで帰りたいです」と語り、奥野は「僕は動物園めぐりが好きなので、動物園に行って、ディナーに行って、映画を観たいです」と話し、簡は「僕はテーマパークが大好きなので、2日間かけて楽しむデートがしたいです…。願望やん!」とセルフ突っ込みを入れつつ答え、大盛り上がりとなったトークコーナーを締めくくった。
イベントの最後には、観客へキャスト陣から直接イベント参加特典のブロマイドが手渡しされるお渡し会が行われた。ファン一人ひとりに笑顔で特典を渡し、大盛況の内にイベントは終了した。
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