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カンテレ『ザ・ドキュメント 引き裂かれる家族~検証・揺さぶられっ子症候群』がベネチアテレビ賞ドキュメンタリー部門入賞

ORICON NEWS / 2024年10月3日 19時41分

2023年7月7日放送『ザ・ドキュメント 引き裂かれる家族~検証・揺さぶられっ子症候群』より(C)カンテレ

 関西テレビ(カンテレ)が2023年7月7日に放送したドキュメンタリー番組『ザ・ドキュメント 引き裂かれる家族~検証・揺さぶられっ子症候群』が、各国の優れたテレビ番組を表彰するベネチアテレビ賞のドキュメンタリー部門で入賞したと1日、発表した。

【番組カット】幸せそうな写真家の赤阪友昭さん4人家族

 ベネチアテレビ賞には、19部門に65ヶ国から514作品が参加。その中で、ドキュメンタリー部門は優秀賞1作品、入賞9作品が選ばれた。選考理由について深い感動とインパクトを与えるドキュメンタリーであり、「このドキュメンタリーは、冤罪が引き起こす精神的にも法的にも重大な影響を明らかにするもので、同部門で最も優れた作品のひとつ」と評価された。



 番組を担当した上田大輔ディレクターは「本作は、揺さぶられっ子症候群(Shaken Baby Syndrome)の医学的根拠を巡る論争にとどまらず、日本の児童福祉制度や刑事司法の構造的問題についても光をあてた作品です。本作を通じて、基本的な子どもの権利が守られていない現状や、人質司法に象徴される、裁判所が抱える問題が広く世界で知られることを願っています」とコメントした。

 同番組は、写真家の赤阪友昭氏と家族の姿を撮ったドキュメンタリー。2017年、当時生後2ヶ月だった長男・優雨くんに硬膜下血腫や眼底出血が見つかり、「揺さぶられっ子症候群」と診断された。それにより、赤坂氏は虐待を疑われ、優雨くんは児童相談所に一時保護される。そうして、引き裂かれた家族の姿を描いた。

 同作は、第61回ギャラクシー賞テレビ部門選奨、貧困ジャーナリズム賞(2024年)、第15回座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバルコンペティション部門大賞、第4回調査報道大賞映像部門奨励賞(対象は、当番組含む一連の報道)、2024年日本民間放送連盟賞番組部門テレビ報道優秀賞と、国内でも高い評価を受けていた。

 カンテレの番組がドキュメンタリー部門で入賞するのは初めて。これまで、2021年の『安藤忠雄 次世代へ告ぐ』が、最優秀映像技術・イノベーション部門で入賞、2022年の『希容の形』がスポーツ部門で金賞、最優秀撮影技術・イノベーション部門で入賞している。

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