Netflixが調査『イカゲーム』の認知度は70%超だが、意外な勘違いをしている人も
ORICON NEWS / 2024年10月9日 16時0分
世界最大手の動画配信サービス「Netflix」が公式に日本で実施した、Netflixシリーズ『イカゲーム』の認知度調査の結果を発表。これによると、認知度は約70%で、知らない人は30%“イカ(以下)”、さらに意外な勘違いをされていることも明らかになった。
【画像】そのほかの調査結果
世界的にヒットした、Netflixシリーズ『イカゲーム』(2021年)。そのシーズン2が12月26日より独占配信となる。本作は、膨大な借金や深刻なトラブルにより人生を諦めかけた者たちが、“人生一発逆転”できるほどの高額賞金を懸けて、<誰もが知る、子どもの遊び>に見せかけた「負けたら即死」のイカれたゲームに巻き込まれていくサバイバルスリラー。
勝敗の行方はもちろん、ゲームの裏に隠された謎に迫るサスペンス、争う者同士の思惑や動機が絡み合い生まれる濃密な人間ドラマも描かれ、配信開始と共に世界がこの“遊戯”に大熱狂した。
Netflixは、日本で公式に調査(調査委託先:マクロミル)した結果、【71.6%】の人が「『イカゲーム』を知っている、聞いたことがある」と答えた。20代男女、30代女性の間では80%を超え、とりわけ20代女性の認知度は88.2%にのぼった。
シーズン1を視聴した人を対象にした「視聴のきっかけ」については、【53.7%】が「話題になっていたから」と回答。作品の印象を聞く調査の中でも【34.7%】の人が「流行った」という印象をもつと回答。
2021年9月の配信後、Netflix史上最大視聴数をたたき出し、翌年の「エミー賞」で韓国の作品としては初となるドラマシリーズ作品賞も受賞した『イカゲーム』。北野武、ビリー・アイリッシュ、レオナルド・ディカプリオ、ジェフ・ベゾス、ジョー・ルッソ(『アベンジャーズ/エンドゲーム』監督)といったあらゆるジャンルのトップスターたちも夢中となったと話題になり、マストウォッチな存在に。
日本でもハロウィンにピンク色のジャンプスーツを着たガードマンや、緑色のジャージのプレイヤー、ヨンヒ人形に仮装する人が爆増、SNSや各媒体でパロディネタなどもあふれ、同年のユーキャンの流行語大賞にもノミネートされた作品だけに、認知度の高さも納得だ。
■「面白い」はもちろん、予想外の展開に「笑って泣けて考えさせられる」
シーズン1視聴者の【75.7%】が「面白い!」、【75.0%】の人が「シーズン2も観たい!」と回答したほか、“もし自分がゲームに招待されたら…”という問いには【33.5%】の人が「参加希望」を選択するなど、意外な調査結果も明らかになった。
「どの程度面白かったか」を聞くと、38.7%が「面白かった」、37.5%が「とても面白かった」と回答。“印象”を聞くと、40.1%が「衝撃的」、37.9%が「予想外の展開」と、誰もが知る子どもの遊びが“負けたら即死”のイカれたゲームと化す衝撃やゲームの裏に隠された真実、そして黒幕を追うごとに明かされる怒とうの展開が印象に残ったようだ。
また、22.7%が「考えさせられる」、15.6%が「ドラマティック」、11.3%が「笑える」、6.3%が「泣ける」と回答するなど、物語が生み出すあらゆる要素で観る人をひき付けた。どんな人でも楽しむことができる本作は、46.8%が「家族や同僚にお勧めした」という高い口コミ率も明らかになり、75.0%が「シーズン2も観たい」と回答している。
■海にいる“イカ”とまさかの勘違い!? まことに”イカ”んな結果も
今回の調査では、聞いたことがあっても、勘違いしている人もいることが明らかになった。“イカゲームという言葉にどんなイメージを持つか”を尋ねると、29.7%が「スマホゲームのタイトル」、23.2%が「子どもに流行っている遊び」だと思っていたことが判明。流行したスイカゲームやスプラトゥーンと混同している人もいるのかも!?
さらに未視聴者へ“イカゲームで連想するもの”を調査すると、「イカ漁業」(31.9%)、「するめ」(29.6%)、「ビデオゲーム」(13.9%)、「お菓子」(11.7%)という結果も。特に60代では70.4%が「イカ漁業」、50代の34.3%が「するめ」と、海にいるイカを思い浮かべる人も。
作品に関連する回答としては、「だるまさんがころんだ」が11.8%、「緑色のジャージ」が6.4%、「ピンクのジャンプスーツ」が2.5%あった。
「だるまさんがころんだ」に関しては、シーズン1鑑賞者を対象に「最初のゲームを覚えているか」と言う質問に、66.9%が「だるまさんがころんだ」と正解。命が懸かっているとは知らずにプレイヤーが挑んだこのゲームでは、その恐怖から多くの脱落者を生み、観る人に強い衝撃を与えたほか、動いた人を検知する“ヨンヒ人形”が話題となり、覚えている人も半数以上いたとみられる。ちなみに、ゲームの優勝賞金の金額「456億ウォン」を記憶していたのはたったの3.3%だった(シーズン1では、456人の参加者一人ずつに対し1億ウォンが割り当てられていた)。
■イカゲームへの参加希望者が33%も!?
アンケート参加者全員に、“人生の大逆転を狙えるイカゲームに自分が招待されたら”を聞くと、66.5%が「参加したくない」だったが、33.5%は「参加したい」と回答した。次から次へ倒れて消えていくプレイヤーが続出するのにも関わらず、3人に1人は参加したいと心の中で思っている!?もし駅のホームで笑顔が怪しいセールスマンに“めんこ勝負”をふっかけられたら、要注意だ。
■調査概要
調査名:映像作品に関する調査
調査期間:2024年9月13日~9月14日
調査方法:オンラインアンケート調査
調査対象: 20代~60代の男女1600人
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