オク・テギョン&イ・ジュンギが来日、ファン大興奮の「K-ドラマフェス 2024 」レポート
ORICON NEWS / 2024年10月13日 10時19分
韓国ドラマスタジオ「Studio Dragon(スタジオドラゴン)」の日本スペシャルイベント「K-ドラマフェス 2024 with Studio Dragon」が12日、千葉・幕張メッセイベントホールで開催された。世界的にも大ヒットした『ヴィンチェンツォ』よりオク・テギョンと、『悪の花』よりイ・ジュンギが来日出演し、ファンともに1日限りのスペシャルなイベントを楽しんだ。
【画像】オク・テギョンとイ・ジュンギの写真が5点ずつ
『愛の不時着』『トッケビ』など世界的な大ヒット韓国ドラマを生み出しているスタジオドラゴンの人気ドラマを楽しみ尽くす1日限りのスペシャルイベント。この日を心待ちにしていた観客の熱い歓声と盛大な拍手に迎えらて登場したオク・テギョンは「大事な週末に観に来てくださってありがとうございます。皆さんのために今日は来ました」と笑顔で会場に呼びかけた。イ・ジュンギは「日本の皆さん、お久しぶりです!会場の雰囲気がとても素敵ですね」と爽やかにあいさつした。
この日のイベントでは各ドラマのステージともに、ファンが選んだ人気シーンを発表する「名シーン総選挙」、観客から事前に募集した質問に答えるコーナーを実施。
各ステージの後半では、キャストがトロッコに乗り、アリーナ席を回遊しながら観客に挨拶をしたり、一緒にゲームを楽しむコーナーも。なかなか会えない2人のキャストがトロッコで近くにくると、観客は名前を呼んだり、ペンライトや手を振るなど、大興奮の様子だった。
■『ヴィンチェンツォ』ステージ
世界的人気グループ2PMのメンバーでもあり、これまでさまざまな作品を通してキャリアと出演作を着実に積み重ねてきたオク・テギョン。『ヴィンチェンツォ』では初の悪役演技に挑戦。“善と悪”の2つの顔を繊細に表現し、ドラマへの没入感を高めたと話題を呼んだ。
名シーン総選挙では、視聴者の選んだ理由をヒントにどのシーンだったかを予想することに。『ヴィンチェンツォ』ステージでは、3位の【(エピソード13より)大量の豚の血を浴び、ヴィンチェンツォを睨むシーン】を見事当てたオク・テギョンが「撮影用の血は砂糖が混ざっていて思ったより重たかったです。かなり激しく降り注ぐので体がよろけてしまいそうでしたが、一発でOKでした」と撮影時の裏側を明かした。
また、【(エピソード11より)銃口を向けられ涙を見せる、正体がバレ、家に来たヴィンチェンツォを前に豹変する場面】が1位に選ばれ、この投票結果に対して「ちょっと恥ずかしかったですが、皆さんと久しぶりにシーンを振り返ることが出来て楽しかったです」と語った。
ファンからの質問コーナーでは、「ドラマで初めて悪役を演じてみた感想・次に挑戦したい悪役」を聞かれ、「思ったより体力面でも精神面でもつらくなることもあり、役柄について考えるのが難しかったですね」と振り返り、「次に悪役をやる時は詐欺師に挑戦したいです」と笑顔を見せた。「仕事を頑張るモチベーションは?」という質問には「2PMというアイドルとしてキャリアをスタートさせた時からずっと、ステージを観に来てくださったり応援してくださるファンの皆さんの存在が一番のモチベーションです」と力強く答え、会場からは拍手が沸き起こっていた。
■『悪の花』ステージ
イ・ジュンギは、時代劇大作映画『王の男』や『犬とオオカミの時間』『麗<レイ>〜花萌ゆる8人の皇子たち〜』など、世界的に人気を博したドラマ出演などの華麗な経歴を持ち、主演を務めた『悪の花』では、「百想芸術大賞」で最優秀演技賞にノミネートされた。
名シーン総選挙で5位に選ばれた【(エピソード15より)ヒソンにナイフを構え、襲い掛かるヒョンスのシーン】についてイ・ジュンギは「良いシーンとして選ばれたらいいなと思っていましたのでキャスト・スタッフの想いが伝わったのだなとうれしい気持ちです」と感慨深げに語った。
1位に選ばれた【(エピソード11より)橋の上で泣き崩れながらジウォンに訴えかける場面】については、「このシーンは特に見るだけで胸が苦しくなってしまいますね」と感想を述べ、「ヒョンスが感情をひとつひとつ感じていく様子を、僕がキャラクターに服を着せて表情を見せていくように作り上げていきました。僕にとって祝福のような作品でした」と作品への想いを口にし、会場は温かい拍手に包まれた。
質問コーナーでは「好きな言葉は何ですか?」と聞かれ、「日本語では『知らんけど』が好き!」とお茶目な回答が飛び出し、会場の笑いを誘う一幕も。また、「ヒソンとヒョンスの2役を演じ分けるにあたり、工夫したことは?」という質問には「視聴者の方には僕が演技をしていると思われたくないんです。その人物の人生を生きていると見せる事を心がけ、皆さんに感動や驚き、謎などを感じていただけるよう日々積み重ねていました」と話していた。
さらに、イ・ジュンギは『悪の花』オリジナルサウンドトラックより「in my heart」、『麗<レイ>』オリジナルサウンドトラックより「君のために」の2曲を生歌披露。ドラマを代表する名曲をしっとりと歌い上げ、会場を魅了した。
『悪の花』が、日本人キャストにより2026年に舞台化されることも発表された。
■日本のファンへメッセージ
各作品に携わった脚本家から「サプライズメッセージ」とし手紙を紹介する企画もあった。『ヴィンチェンツォ』ステージでは脚本家のパク・ジェボムより手紙が届き「ヴィンチェンツォの宿敵であるチャン・ジュヌは”オク・テギョン”でなければやり遂げることのできなかった最高のヴィランでした」と賛辞のメッセージが贈られると、オク・テギョンは照れた様子を見せながら「ありがとうございます!」と喜びを口にした。
『悪の花』ステージでは脚本家のユ・ジョンヒから「イ・ジュンギじゃないド・ヒョンスは想像すらできません。作家にとって最高のプレゼントです」といった愛のこもった内容が寄せられ、イ・ジュンギは「ありがとうございます。感動しました。想いが伝わってきました」と微笑んでいた。
最後のあいさつでは、オク・テギョンは「今日は楽しかったですか?僕も皆さんとお会いできてうれしかったし楽しかったです。今年は日本の作品にも出演することになり、また皆さんと会える機会もあるかもしれません。その日まで皆さんお元気で、待っていてくださいね!」。
イ・ジュンギは「こうして楽しいステージで皆さんとお会いできて光栄です。来年にはまた新しい作品でお会いできると思います。いつもそうしてくださったように、これからもそばにいてください」と、それぞれ日本のファンに向けた温かいメッセージでイベントを締めくくった。
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