江口洋介&蒔田彩珠が再タッグ 社会派ミステリー『誰かがこの町で』共鳴しあうバディ役
ORICON NEWS / 2024年10月17日 6時0分
俳優の江口洋介と蒔田彩珠が、12月8日から放送・配信のWOWOWオリジナルドラマ『連続ドラマW 誰かがこの町で』(全4話)で共演することが発表された。江口にとって4年ぶりの主演ドラマで、Netflixで話題を集めたドラマ『忍びの家』で親子を演じた江口と蒔田が、今度はバディ役で再タッグを組む。
【写真】原作小説『誰かがこの町で』
原作は江戸川乱歩賞を受賞した作家・佐野広実氏の同名ミステリー小説。物語の舞台は、平和な新興住宅地。表向きは「安全で安心な町」として知られるこの場所だが、かつてそこでは男子児童の誘拐殺人事件が発生していた。町の住民たちは、仲間意識と防犯意識が強く、外部の者を排除する暗黙のルールが支配している。そんな中、主人公で法律事務所の調査員の真崎雄一(江口)は、家族を捜す少女・望月麻希(蒔田)とともに、この町に隠された恐るべき真実に迫る。
真崎はかつて政治家の秘書として働いていたが、裏金作りに加担させられた過去があり、その結果、娘を自殺で失うという大きな心の傷を抱えている。彼は未来に希望を見いだせず、絶望の中で生きていたが、麻希との出会いをきっかけに、彼女のために真実を追い求めることになる。
一方、蒔田が演じる麻希は赤ん坊の頃に両親と離れ、児童養護施設で育った過去を持つ。ある一枚のメモを手に、真崎が働く法律事務所を訪れ、失踪した家族を捜してほしいと依頼する。
傷つきながらも少しずつ変わっていく男を演じた江口は、「社会が抱えている問題が殺人までつながってしまう人間の脆さを感じてもらえたら面白いかなと思います。演じる真崎は、娘を亡くしたというつらい経験をしている中でも、必死に生きようと努力している人なので、自分の個性やこだわりは消して演じました」と思いを語る。
一方の蒔田も「『この町』で起きる出来事は、誰かの住む町や職場、学校など身近で起こることかもしれません。主人公たちの思いが視聴者の方々の勇気につながればうれしいなと思います」とコメントを寄せた。
脚本は『連続ドラマW 華麗なる一族』『連続ドラマW 沈まぬ太陽』の前川洋一氏、監督を『シティハンター』(Netflix)や『ストロベリーナイト』(フジテレビ)などで知られる佐藤祐市氏が手掛ける。
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