水原希子、3年ぶり映画で役と共に「葛藤」 ベロア生地のドレスで登場

3年ぶり映画出演での心境を明かした水原希子 （C）ORICON NewS inc.

　俳優の井浦新（50）、水原希子（34）、永瀬正敏（58）、甲斐さやか監督が18日、東京・テアトル新宿で映画『徒花‐ADABANA‐』の公開初日舞台あいさつに登壇した。

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　臨床心理士・まほろ役を水原が演じた。3年ぶりの映画出演で、ベロア生地のドレス姿で登場した水原は「夢のような、尊敬する皆様と、自分が見たいと思える作品に出られるのは、この上ない幸せ。めぐり会うことも奇跡に近い。毎日、現場でかみ締めてました」としみじみ。「まほろちゃんは葛藤が多いキャラクター。そういう意味では現場で、まほろちゃんと共に私も葛藤しているような感じでした」としながらも「幸せです。うれしい気持ちでいっぱい」と喜びあふれる撮影現場を思い返していた。

　本作は、甲斐さやか監督の最新作となる日仏合作映画。ウイルスの蔓延で人口が激減し、延命措置として上層階級の人間だけに自分と同じ見た目の「それ」の保有が許された。「それ」は、自分と同じ姿をしながらも、異なる内面を持ち、純粋で知的であった。「それ」と対面した主人公・新次は、次第に「それ」を殺してまで、自分は生きながらえるべきなのか、心が乱されていく。