間宮祥太朗×田中樹×竜星涼『劇場版ACMA:GAMEアクマゲーム 最後の鍵』インタビュー
ORICON NEWS / 2024年10月25日 9時0分
今年4月期の日本テレビ系日曜ドラマ枠で放送された『ACMA:GAME アクマゲーム』から始まったプロジェクトの集大成となる『劇場版ACMA:GAMEアクマゲーム 最後の鍵』が本日(25日)より公開。
【画像】インタビュー撮りおろし写真(ソロショットあり)
「週刊少年マガジン」(講談社)で2013年~17年に連載されたメーブ(原作)と恵広史(作画)による同名漫画を原作に、究極の“頭脳×心理”バトルをVFXで実写化。テレビドラマの枠を超えたスケールで話題となった連続ドラマの最終回と同時に、映画化が発表され、ドラマと映画を連動させた大規模なプロジェクトであることが明らかになった。
2023年10月からドラマ版の撮影が始まり、そのクランクアップから1ヶ月後の24年2月23日に劇場版がクランクイン。今年4月半ばには、オールアップを迎えた。この1年間で確かな友情を育んだのが、メインキャストの間宮祥太朗、田中樹、竜星涼の3人。劇場版の見どころを聞いた。
■『ACMA:GAME アクマゲーム』について
父の死にまつわる“悪魔の鍵”の謎を追いながら、命がけの“アクマゲーム”に挑んでいく主人公・織田照朝(おだ・てるあさ)を間宮。照朝の親友でベンチャー企業の社長、斉藤初(さいとう・うい)を田中。彼らと数々の戦いの中で、絆を深めた天才ギャンブラー・上杉潜夜(うえすぎ・せんや)を竜星が演じた。
連ドラでは終盤に、照朝の父・織田清司(演:吉川晃司)がグングニルの指揮者・ガイドであるという衝撃の事実が発覚!実の父と命を懸けたゲームに挑んだ照朝は仲間たちの力も借り、見事勝利する。最後は崩れ落ちる建物の中、清司が自らを犠牲にし、照朝を守る感動のラストを迎えた。
劇場版では、99本ある“悪魔の鍵”をすべて破壊するため、父の残した言葉を手がかりに鍵集めの旅を続ける照朝の前に新たな敵が現れる。宗教団体を運営し、妹は人の心を読む力があるという黒田兄妹(演:金子ノブアキ、志田未来)、99本目の鍵を持つ、父の仇・崩心(演:小澤征悦)。そして、悪魔との命がけの最終決戦が始まる。
■ドラマから映画にちゃんとジャンプアップできれば
――連ドラと映画が連動した今回のプロジェクトはいかがでしたか?
間宮:撮影期間も長くハードなものになるというのは、覚悟としてありました。ドラマから映画にちゃんとジャンプアップできればいいなとは思っていました。
田中:僕も最初お話をいただいたときから、映画までのプロジェクトの全体像は聞いていたので、長丁場になるな、と身が引き締まりました。
竜星:最初からドラマと映画を連動させる企画だったというのは、非常に力のある作品だと思いました。地上波ドラマ、配信ドラマ、金曜ロードショーでスペシャルドラマ、そして、映画と、グローバル展開も視野に全部絡めて一気にやる大プロジェクトに携われるのは、そうそうない。チャレンジングなプロジェクトの一員になれてうれしかったです。
――劇場版に関してハードだったところは?
間宮:カンボジアロケはハードでしたね。
――劇場版のクランクインは海外ロケからだったんですよね。北西部の都市・シュムリアップのトンレッサップ川にある水上村やバッタンバン地域にある遺跡ワットエクプノンを劇中のキルタン王国クレーシャ遺跡に見立てて撮影。寺院や森、市場、バッタンバン駅でもロケが行われたそうですが…。
竜星:僕は(現地に行っていないので)映像で見させてもらいましたが、映像がきれいですごく良かったです。虫がすごかったって聞いたけど…。
間宮:虫はやっぱり多かったですよ。僕はそんなに気にならなかったですけど。
田中:僕もそんな気にならなかった。虫の素揚げみたいな料理も食べたし。ご飯は全般的においしかったです。
間宮:脚本を読んだ時、さらにスケールアップしている、と感じましたし、それに伴ってアクションシーンもありましたね。
竜星:間宮くんと樹と琴音ちゃん(古川琴音)は、外国語の台詞もあったでしょう。
田中:それもめっちゃ大変でした。なかなか覚えられなくて。あれ、ドイツ語でしたっけ?
間宮:樹はスペイン語(笑)。僕はクメール語やタイ語の台詞があって、琴音ちゃんがドイツ語。
田中:琴音ちゃんのドイツ語うますぎた。
間宮:うますぎたね。
竜星:2人とも外国語を話すシーン、かっこよかったよ。とくに樹が演じる初は、ドラマではちょっと冴えない感じだったじゃん。
田中:登場シーンでちょっと髪型が変わっていた。
間宮:できる社長って感じになっていたね。
竜星:樹のための映画といっても過言ではない。
田中:全然違いますよ!でも、おいしいところをいただいちゃいましたかね(笑)。
間宮:竜星くんはどうだった?連ドラの方が大変な台詞も多かったよね。
竜星:移動かな?都心から離れたところで撮っていたので。
間宮:ちょっと待って、僕らはカンボジアに行ったんだけど!(笑)。
竜星:僕の場合は、毎回、カメラの前で芝居をしている時間より、移動時間の方が長かったという意味でハードでした。
■アクマゲームのプレイヤーとして強そうなのは…
――お互いに役者として刺激を受けたことはありますか?
竜星:刺激しかないですよね。
間宮:2人とも演技の仕方や方法論が違うから、すごく面白かったですね。
竜星:僕らは普段、歌って踊ってるんで(笑)。
田中:竜星くん、ずっとお芝居してますよね(笑)。
間宮:自分とは違うからこそ、それぞれに良さがあって興味深かったですね。
田中:僕は芝居に関してはペーペーなので、「台詞を間違えないのすごいな」「今の言い方うまいな」って、感動することばかりでした。竜星さんがキャラクターにしっかり合ったアドリブをするのも「よく思いつくな」と思いながら見ていました。
間宮:超大事なシーンで、「あっち向いてホイ」をしながら出てきたよね。
田中:あのアドリブ面白かった。思わず笑っちゃいました。竜星くんはドラマのときからアドリブがすごいし、竜星くんが現場に来ると空気がガラッと変わっていた気がします。
竜星:マミー(間宮)に関して言うと、やっぱり主演としての存在感がすごい。愚痴も言わずに皆を支えながら、ムードメーカーって感じで。それでいて、スタッフさん含めて皆を中心から支える姿は本当に学ぶところが多かったです。樹に関しては、普段は弟みたいな感じでかわいいな、と思っていたけど、SixTONESのライブを見に行ったら別人のようでした。
間宮:そういえば、竜星くん、ライブに遅刻したよね(笑)。
竜星:ライブの開演直前に樹から「竜星くん、来てますか?」って連絡が来て、「えっ、18時開演だと思って、今、ピザ食べている」って(笑)。急いで東京ドームに向かいました。ライブでは、僕の知らない田中樹を見たって感じで、すごく楽しかったです。MC中におにぎり食べ始めた時は「スターだな」って思いました(笑)。
田中:腹が減っては戦ができぬ(笑)。
竜星:戦の最中だよね。演出の一環?
田中:そんな演出ないです(笑)。
竜星:自由にやってる感じが、お芝居の時とはまた違って素敵でした。
――田中さんから見た間宮さんはどうですか?
田中:芝居の際にお世話になりました。年上で主演なのに全然偉ぶらない、すごくフランクで、スタッフとも共演者とも自然といい空気感を作っていて。間宮くんがそういう雰囲気を作ってくれていたおかげで、僕も気がついたらみんなと仲良くなれた気がします。
――それは意識してやっているわけではなく、自然に?
間宮:そうですね、特に意識してなかったと思います。普通に話して、普通に楽しく過ごす方が良いなと思うので。
――映画の見どころを聞かせてください。
間宮:見どころとしては、幼なじみ3人(間宮演じる照朝、田中演じる初、古川演じる悠季)と、(竜星演じる)潜夜(せんや)、(嵐莉菜演じる)紫(ゆかり)のチーム感ですね。ドラマを通して、そのチームがしっかりと出来上がった状態から劇場版は始まるのですが、前回はグングニルのトップであり、父親でもあるガイドという明確な敵がいたのに対し、今回は「悪魔」という漠然とした大きな脅威に立ち向かっていきます。そこに生まれる“熱さ”を感じてもらえたらと思います。スケールの大きな作品なので、劇場の大スクリーンで観ていただけたらうれしいです。
田中:ネタバレなしは難しいですね(笑)。
間宮:特徴的な歩き方とか?(笑)
田中:あ、それ台本のト書きに書いてあったんです。「どうやって歩けばいいんだろう?」って悩んでいたら、「いつも通りでいい」と言われました(笑)。原作に登場するゲームも出てきますし、新しいゲームも登場するので、そこも見どころだと思います。原作を知っている人は「あ、あのゲームだ!」ってなるし、原作にないゲームは「どんなゲームなんだろう?」ってワクワクしてもらいたいです。
竜星:劇場版では今までのドラマ版、Hulu版を遙かに凌ぐスケールへと進化しています。悪魔の鍵に秘められた真実を、ぜひ劇場でご覧下さい!
――最後に、アクマゲームのプレイヤーとして、この3人の中で誰が一番強そうですか?
田中:竜星くん?
竜星:いや~、意外とマミー(間宮)なんだよ。
間宮:そういうことにしておきましょう(笑)。
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