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来秋朝ドラ『ばけばけ』ヒロイン・高石あかり、オーディションで絶賛「私たちが探していた『松野トキ』がそこにいる!」【制作統括コメント】

ORICON NEWS / 2024年10月29日 13時38分

2025年度後期連続テレビ小説『ばけばけ』でヒロインを務める高石あかり(C)NHK

 NHKは29日、第113作目となる2025年度後期(大阪制作)の連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロイン・松野トキを高石あかり(高=はしごだか)が演じることを発表した。

【写真】発表の瞬間…涙を流す高石あかり

 2892人の応募者の中から オーディションで決定。応募者数は、『あんぱん』『カムカムエヴリバディ』についで、3番目に多い人数だった。『ばけばけ』制作統括を務める橋爪國臣氏はNHKの公式ホームページにてコメントをよせており「オーディションでカメラの前に現れた高石あかりさんを見て、私たちが探していた『松野トキ』がそこにいる!と感じました」とコメント。「高石さんの自然な演技は、実際に生きているトキそのもの。お芝居の力はもちろん、内に秘めた繊細な感情表現に、現場にいたスタッフみんなが心を奪われました」と経緯をつづった。



 本作は、島根で生まれ育ったヒロイン・松野トキがつまずきながらも前向きに生きていき、世界を転々とした末に日本にたどり着いた外国人の英語教師と出会い、“怪しい話好き”という共通点から次第に心を通わせていく。実在の人物である松江の没落士族の娘・小泉セツ(1868-1932)をモデルとしているが、大胆に再構成して登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描く。原作はなく、脚本はふじきみつ彦氏が手掛ける。

 ヒロインのモデルとなった小泉セツ(1868-1932)は、松江藩家臣の小泉家の次女として生まれ、直後に稲垣家の養女になる。没落した家を支えるため11歳から織子として働く。1886年に結婚するも一年で夫は出奔。その後、松江に英語教師として赴任してきたラフカディオ・ハーン(小泉八雲/1850-1904)のもとで住む込みで働くようになり、当時珍しかった国際結婚をする。再話文学の語り手として、ハーンの著作に大きく寄与した。

 トキについては、「決して華やかなキャラクターではありません。悩み、迷いながらも、明るく自分らしく生きていく女性です」とし、「高石さんは、そんなトキに命を吹き込んでくれると思います」と期待。

 またオーディションについて「過去3番目に多い2892人もの方にご応募いただきました。どなたも、真摯に、想いを込めて選考にのぞんでいただき、とても心を打たれました。そして、その中から、この人だと心から思える方に出会えたことはとても幸せです」と説明。「すばらしいヒロインとともに、「ばけばけ」を楽しいドラマになるように制作してまいります!」と意気込みをつづった。

 連続テレビ小説は、橋本環奈が主演の『おむすび』を放送中。25年前期は今田美桜が主演の『あんぱん』が放送される。

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