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中村ゆり、『さよならのつづき』のために運転免許を取得 運命に翻ろうされる“妻”を熱演【Netflix】

ORICON NEWS / 2024年11月1日 8時0分

Netflixシリーズ『さよならのつづき』11月14日より配信

 俳優の有村架純、坂口健太郎がダブル主演を務める、Netflixシリーズ『さよならのつづき』が11月14日より動画配信サービス「Netflix」で世界配信される。最愛の恋人をプロポーズされたその日に事故で亡くしたさえ子(有村)と、その恋人・雄介(生田斗真)によって命を救われた成瀬(坂口)の物語の中で、キーパーソンとなる中村ゆり演じる成瀬の妻・ミキについて紹介する。

【画像】中村ゆり演じるミキの場面写真

 ミキは、成瀬の病を知った上で自らプロポーズするほど、自らの手で幸せをつかみに行く女性で、北海道でリンゴ園を営む実家で夫と共に暮らしながら、常に前向きに彼を支え続けてきた。しかし、移植が成功し、新たな人生をふたりで歩み始めた矢先、成瀬の度重なるフラッシュバックと思いもよらぬ行動に、ミキは次第に違和感と不安を募らせていく。そして、さえ子と成瀬が何かに導かれるように出会い、やがて雄介の記憶が成瀬の中に残っていることを知ったふたりの気持ちが揺れ始める中、ミキもその運命に翻ろうされていくことに…。



 第1話では、さえ子と雄介にフォーカスし、全編を通し“雄介”という存在がどれほど登場人物たちにとって重要な存在であるかを示し、第2話では、もうひとつのカップルである、“成瀬とミキ”の夫婦の目線でストーリーが描かれる。

 北海道の壮大な景色の中でミキが車を運転するシーンがあり、中村は持っていなかった運転免許を取得して撮影に臨んだという。夫役で共演した坂口は「とってもすてきでしたし、クランクインする前に、台本を読んで有村さんともミキさんの気持ちめっちゃわかるよね、と話していました。ミキさんって、観ている人の心情の語り部のような存在。自分自身も演じている中で、彼女のことが大事で大事で仕方ないのに、キツイな…という気持ちになった時が何度もあった」と、ミキのことを大切に思うからこそ、自身の中に芽生えるどうしても抗えない気持ちと対峙する複雑な撮影当時を振り返った。

 黒崎博監督も、「撮っていて、気持ちが一番わかってしまう役なので正直つらかったですね。その分、多分観ている人たちの目線にいてくれる人になっていると思っていて。夫に対する恋愛から始まった愛もあれば、自分の家族やそのまわりに対するもっと広い意味合いでの愛だったり、たくさんのいろんなかたちの愛を持っている人だからこそ、図らずもいつもつらい立場に立たされてしまう。そんなキャラクターを、中村さんがずっと体現して演じてくれていた。それは、やっぱり平気な気持ちでは撮れない。でもだからこそ、物語の芯のようなあったかい部分を作ってくれた方だったと思います」と、その演技を絶賛するとともに、中村が演じ切ったミキというキャラクターへの思い入れの深さを語っている。

 ミキを中心に切り取られた場面写真は、リンゴ園でハツラツと働くミキの姿や、術後仕事復帰した成瀬を毎日笑顔で欠かさず送迎する献身的な姿もあり、黒崎監督は「どれもすてきなシーンになった」と自信を覗かせる。

 成瀬と夫婦の時間をかみしめる切ない姿や、いつも笑顔を絶やさないミキが流す涙、そして、さえ子と対峙する姿も収められており、ミキの目線で見ると別の物語が浮かび上がってきそうだ。

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