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浜辺美波・赤楚衛二・佐野勇斗・山下美月・倉悠貴・西垣匠ら“六嘘チーム”「第140回明大祭」で特別授業

ORICON NEWS / 2024年11月3日 9時26分

明治大学・和泉キャンパス「第140回明大祭」で特別授業を行った映画『六人の嘘つきな大学生』キャスト陣(左から)倉悠貴、佐野勇斗(MiLK)、浜辺美波、赤楚衛二、山下美月、西垣匠

 映画『六人の嘘つきな大学生』(11月22日公開)に出演する俳優の浜辺美波、赤楚衛二、佐野勇斗(MiLK)、山下美月、倉悠貴、西垣匠ら“六嘘チーム”が2日、都内にある明治大学・和泉キャンパスで公開記念特別授業を開催。「第140回明大祭」が行われているさなか、抽選で選ばれた250人の学生たちが集まった。同大学は、山下演じる矢代つばさが在籍している大学として登場する。

【画像】エントランスでのフォトセッションやソロカットなど

 この日は、雨が降っていたものの、年に一度の学園祭には、多くの出店が並び、さまざまなイベントが開催され、多くの来場者でにぎわっていた。250人もの学生がいっぱいになった大学の教室に、キャストの6人が登場すると、学生たちは熱烈な拍手で歓迎。あまりの熱気に、キャストたちも「凄い、凄い」とうれしそうに手を振りながら笑顔を見せ、特別授業がスタートした。



 授業では、映画公式SNSで募集した学生ならではの悩みや疑問に次々と回答。実際に就活を控えた大学生から「将来の夢の見つけ方がわからない。もし芸能界に入っていなかったらどうしていたか?」という質問に、キャスト陣が真摯(しんし)に答える姿が印象的だった。

 幼い頃から俳優として活躍してきた浜辺は「小学生の頃にオーディションを受けて(芸能界に)入った。入ったからにはこの道で頑張ろうと思っていた」と言い、山下は「小学生の頃からアイドルを見るのが好きでいつかやりたいと思ってオーディションに応募した。でも13歳~17歳まで何度も落ちていた。そして17歳の時に乃木坂46に入ることができた」というエピソードを披露。

 夢の見つけ方に関して赤楚は「夢が見つからない時はもう少し広くとらえたいいと思う。人を楽しませたいのなら、美容師だったり、営業職だったり、例えば飲食店だったり、いろいろ選択肢はあると思う」。倉は「やりたいことが無いことは悪いことではないと思う。僕は理系の学校で毎日白衣を着ていた。もともとは就職するはずだったけど、今はお芝居をしている」。佐野は「紙に死ぬまでにやりたいことを書いてみてほしい。自分もやってる。忙しいかもしれないけれど、経験を積むと自分と向きあう時間もできてくるし世界が狭く感じる」と語った。

 さらに「譲れないものはあるか?」という質問に、浜辺は「三半規管が強いこと。乗り物酔いもしたことが無い」と返答。浜辺とは逆で三半規管がとても弱いという西垣は「テレビゲーム愛は負けない。新作が出ると寝ないでクリアしちゃう」とコメントした。

 さらに山下は「カップラーメンをよく食べるけど体内時計が正確でしっかり3分測れる。毎日同じ時間に眠くなるし、アラームの10分前には起きれる」と驚きの特技を披露。しかし、アラームを切ってしまい、「二度寝をしてしまって遅刻してしまう」と会場を笑わせた。

 また、キャスト陣を驚かせたのは倉の「移動中は絶対に寝ない。家に帰るまで寝ないし、遅刻もしない」というエピソード。場内からも驚きの声が上がっていた。そして、締めを飾ったのは佐野。「10年前からM!LKでドームツアーをしたいと言ってる。この目標は変えないし、絶対に譲れない」と力強い言葉に拍手が起きた。

 最後は浜辺から「この作品は六人で作り上げた作品。劇中では対立もしているけれど、最後まで目が離せないような作品にするためにみんなで頑張りました。ぜひ劇場で観てほしいです」とコメント。ここで終了するかと思いきや、急きょスタッフにも内緒のサプライズが!浜辺は「この映画は六人全員が座長のような作品。最後に客席にいる人に指名された人に締めてもらいましょう!」と言い出し、マイクを渡された客席の学生が指名したのは、同大学に“縁”のある山下。

 「私も皆さんと同じくらいの年齢の時は仕事をしつつも将来などいろいろな不安や悩みを抱えていたのでそういう不安がある人もいると思う。でもその先に見えてくる光だったり、醜い部分が見えたとしても何を信じたらいいのか、信じるべく物が見つかる、そんな映画になっているのでぜひたくさんの人に観てもらいたい」と熱いコメントで特別授業を締めくくった。

 特別授業終了後、6人はキャンパスのエントランスに向かい、 学園祭を楽しむ人たちの前にサプライズ登場。“六嘘チーム”が明治大学に来ていること自体発表されていなかったこともあり、突然の出来事にしばらく黄色い声援が鳴りやまなかった。

 同映画は、2021年に刊行され、「2022年本屋大賞」ノミネートをはじめさまざまなランキングを席巻した浅倉秋成氏による同名小説(角川文庫)が原作。就職活動を舞台に6人の登場人物の裏の顔が巧みに暴かれていく“密室サスペンス”要素と、それぞれの暴かれた嘘と罪の真相を検証しながら自らの人生と向き合っていく“青春ミステリー”要素を掛け合わせ、張り巡らされた伏線が回収されていくのが気持ちいい伏線回収映画。

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