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【渡辺篤史の建もの探訪】現代的な空間に古民家の趣が宿る「家族の記憶を伝える平屋」

ORICON NEWS / 2024年11月8日 12時0分

一部に旧家屋の部材を使用=「-茨城県潮来市・下川邸-」(C)テレビ朝日

 俳優の渡辺篤史(76)が、個性豊かな住宅を訪ねるテレビ朝日の『渡辺篤史の建もの探訪』(毎週土曜 前4:25)9日の放送では、茨城県潮来市の「古材を利用 家族の記憶を伝える平屋」を紹介する。

【内部写真多数】約21畳大のLDKや広い玄関の土間

 この平屋住宅は、もともと同地にあった築100年以上の古民家を再建する形で新築されたもので、建主の家族の思い出を随所に感じさせるデザインとなっている。

 以前、建主は古民家の改修を検討していたが、東日本大震災による損傷が大きく、新築を選ばざるを得なかった。しかし、旧家屋の柱や梁、凝った組子細工などの部材を新しい家にも再利用。例えば、玄関から続く6メートルの墨モルタル仕上げの土間には、かつての広い土間空間をイメージし、旧家の柱や梁も室内の随所に生かされている。また、組子細工は天井照明やドアの装飾へとリメイクされ、現代的な空間に古民家の趣が宿っている。



 また、この住宅には大人4人が気兼ねなく暮らせるような間取りが工夫されている。各個室はLDKを挟んで東西に分けられ、洗面室と脱衣室を別々に配置することで快適な生活が実現。さらに、室内からも眺められる広い芝生の庭はドッグランとしても利用可能で、動物好きな家族のライフスタイルに合わせた設えも特徴だ。

 築100年を超えた家屋の記憶と共に、家族の歴史を未来に継承するこの平屋。家族の思い出が随所に残るこの住まいに、渡辺はどのような視点で訪れるのか。

竣工:2022年11月
敷地面積:1332.1平方メートル(403.0坪)
建築面積:126.7平方メートル(38.3坪)
延床面積:126.7平方メートル(38.3坪)
構造:木造在来工法
設計:渡会剛/RAI一級建築士事務所

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