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池松壮亮「三吉彩花役」の三吉彩花の呼び方で混乱「三吉さんの三吉さんという役だから三吉さんと言いますけど…」

ORICON NEWS / 2024年11月9日 12時48分

映画『本心』の公開記念舞台あいさつに登壇した池松壮亮 (C)ORICON NewS inc.

 俳優の池松壮亮、三吉彩花が9日、都内で行われた映画『本心』の公開記念舞台あいさつに登壇した。

【動画】三吉彩花、混乱する池松壮亮に爆笑!?妖艶な黒のノースリーブドレスで登壇

 主人公の朔也を石川朔也が、三好彩花役を三吉が演じる。役の方の三吉は過去のトラウマから他人に触れることができない設定。2人の触れない、触れられないレストランでのダンスシーンが話題となっていることについて、池松は「僕は三吉さんの三吉さんという役だから三吉さんと言いますけど…」と話し始め「三吉さんがちょっと多いけど」と混乱気味にトークして笑いを誘った。

 役の方の三吉を「三吉」と呼び捨てにすることで区別することで、俳優の三吉と合意。改めて池松は「三吉が安いドレスを着て、お互い一張羅で、触れられないダンス。あれは原作にはないですけど、非常に映画的なシーンでした」としみじみ。三吉も「私にとっても三吉にとってもすごく印象的なシーン。触れられないことが、どれだけ意味をもたらすのか。あのシーンは小さな幸せだったと思う」と思い返していた。池松は「仮に、あれが実際に触れてダンスしていたら全然違うシーンになっていた。越えられない心の宇宙のような距離と、実際にそこに生身の体が2つあって、触れられずにその小さな幸せを分かち合う。ようやく、たまたま手にした幸せを分かち合うっていう、非常に石井さんの映画らしいなと」とうなずいていた。



 本作は、“リアル”と“リアルではないもの”の境界が今よりもさらに曖昧になった世界を舞台に、急逝した・秋子(田中裕子)の本心が知りたい朔也(池松壮亮)が、生前のパーソナルデータをAIに集約させ、仮想空間上に“人間”を作るというストーリー。平野啓一郎氏の原作を読んだ池松が、『月』『船を編む』などの石井裕也監督に映画化を提案した。

 イベントには、水上恒司、妻夫木聡、田中裕子、石井裕也監督も参加した。

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