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妻夫木聡、池松壮亮&石井裕也監督は「親族」 10年以上の絆

ORICON NEWS / 2024年11月9日 13時13分

映画『本心』の公開記念舞台あいさつに登壇した(左から)石井裕也監督、水上恒司、三吉彩花、池松壮亮、田中裕子、妻夫木聡 (C)ORICON NewS inc.

 俳優の池松壮亮、妻夫木聡、石井裕也監督が9日、都内で行われた映画『本心』の公開記念舞台あいさつに登壇。初共演からの互いの印象の変化について語った。

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 池松と妻夫木は石井監督がメガホンを取った2014年公開の映画『ぼくたちの家族』で初共演した。それ以降何度も共演している仲。初対面からの互いの印象の変化について聞かれると、池松は石井監督に対して「あまりないですね。出会った頃から自分にとってずっと偉大で、映画監督として飽くなき探究心と高いビジョン、深い洞察力を持って、類を見ない映画を作り上げてきている方。ずっと偉大な方です」と回答。「唯一変わったところはちょっとお酒が弱くなったことくらいかな。貧乏ゆすりも変わらないし…」と笑いを誘った。妻夫木については「特別な安心感がある方。貫禄は大きくなったが、出会った当初から中身は変わらない」と思いを語った。



 妻夫木は、2人について「出会ったのは十数年前。仕事仲間というよりも、親族に近い関係性を感じています。出会った頃から映画に対する情熱を誰よりも持っていたふたりだが、経験を積んで深みが増し、映画に対する想いがより固くなってきていると感じます」と答えた。

 石井監督は「僕にとってもふたりは特別な存在。親戚、仕事仲間でもない、人生を並走していく仲間だと思っています。どんなに間が空いたとしても、また一緒に映画が作れるだろうなという信頼がある、大切な人たちです」と語った。

 本作は、“リアル”と“リアルではないもの”の境界が今よりもさらに曖昧になった世界を舞台に、急逝した・秋子(田中裕子)の本心が知りたい朔也(池松壮亮)が、生前のパーソナルデータをAIに集約させ、仮想空間上に“人間”を作るというストーリー。平野啓一郎氏の原作を読んだ池松が、『月』『船を編む』などの石井裕也監督に映画化を提案した。

 イベントには、三吉彩花、水上恒司、田中裕子も参加した。

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