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市川染五郎、若手の登竜門『新春浅草歌舞伎』挑戦へ 大役に「祖父も張り切っている」

ORICON NEWS / 2024年11月11日 13時3分

若手の登竜門『新春浅草歌舞伎』に挑戦する市川染五郎 (C)ORICON NewS inc.

 『新春浅草歌舞伎』の取材会が11日、都内で行われ、中村橋之助、中村鷹之資、中村莟玉、中村玉太郎、市川染五郎、尾上左近、中村鶴松が出席。染五郎が、出演に至った思いと大役への意気込みを語った。

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 染五郎は「若手の登竜門とも言われる公演なので、いつかはと思っていました。うれしくありがたく思っております。いつかは浅草にという思いがあったのでうれしく思っておりました」としつつ、「ここ数年は毎年1月は歌舞伎座で祖父と父と三代そろって舞台に立つことが続いておりました。祖父の年齢的にもなるべく祖父と一緒の舞台に立ちたい思いがありますので、そこから離れることにおいてすごく悩み、即決はできなかったところはあった」と率直な思いを吐露した。



 続けて「でも、若手のお兄さん方のところに入らせていただくこともありませんでした。どちらも貴重な機会ですが、新しいところに飛び込んでみようということもあって、今回出させていただきます」と決断の理由を明かした。

 染五郎は『絵本太功記』の武智光秀という大役を担う。「お役も祖父に教わることになりましたので、祖父から教えを受けられるということでも楽しみですし、良い機会をいただいたという楽しい気持ちでいっぱいです」と期待をふくらませて笑顔に。「祖父も張り切っているようでうれしいなと思います。父は1日しかやったことがないので『先を越されちゃった』と悔しそうでしたが、父も張り切って教えてくれるようでしたので、そこは楽しみです」と声を弾ませた。

 同公演は、歌舞伎の次代を担う役者によって、東京・浅草で“若手の登竜門”として40年以上にわたり、開催されてきた。新型コロナウイルスの影響で2020年から22年の間は開催が見送られていたが、23年に3年ぶりの復活を果たした。今回は、25年1月2日から26日まで浅草公会堂で行われる。

 会見には、松竹取締役副社長・山根成之氏も出席した。

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