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いとうせいこう、“言葉”への思い実感「毎日良い言葉を聞いたらメモをしていきたい」

ORICON NEWS / 2024年11月13日 11時56分

「言葉」への思いを語ったいとうせいこう

 作家でクリエイターのいとうせいこうが12日、都内で行われた『第28回手帳大賞発表表彰式』に出席。高橋書店が行う名言大賞とアイデア大賞の審査員を務め、ことばへの思いを語った。

【画像】“推し活”と手帳のかかわりも説明

 「第28回手帳大賞」の「名言大賞」に選ばれたのは、40歳荒木ゆかりさんの「年はとる物じゃなく、頂く物なのよ。」。いとうは「この言葉を知っているだけで、人は日々を重ねることを悲しまなくなります。名言です」と絶賛。このほか、「ラジオともして」(特別賞、53歳長谷川稿史さん)に「『つける』ではなく『ともす』。よい日本語が生まれました」などと評価した。

 いとうは総評として「毎日このようなすごい言葉がたくさん、いろんな所に生まれている。けれども私たちは耳をふさいでしまったり、記録せずに置いてしまっているからこぼれてしまっていることに気が付きました」としみじみ。



 「そんな言葉に今年もこうして審査員として触れ、自分なりの解釈で選んでいくうちにその言葉が光っていく。名言大賞は名言を選ぶというよりも名言を生む企画なんだなと思いました。言葉はそんな力を持っているのに、それをおざなりにしている自分に反省するとともに、毎日良い言葉を聞いたらメモをしていきたいです。もしかしたら100万円も貰えるかもしれないので頑張ります」と賞金にからめてコメントし盛り上げた。

 審査員はいとうのほか、歌人・クリエーターの東直子氏、フードエッセイストの平野紗季子氏が務めた。

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