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50歳再デビューのボクサー恵良敏彦、井上尚弥・寺地拳四朗…そして那須川天心へメッセージ

ORICON NEWS / 2024年11月12日 16時29分

尚弥らへメッセージを伝えた恵良敏彦 (C)ORICON NewS inc.

 ボクサーの恵良敏彦(49)が、日本プロボクシングのリングに復帰することになり、12日、大阪市内の陽光アダチボクシングジムで会見を開いた。

【写真】涙…!妻と娘へ感謝した恵良敏彦

 恵良は、現在日本最年長プロボクサーとされる。19歳で日本ボクシングコミッション(JBC)のライセンスを取得し、3勝(1KO)1敗。しかし、20歳で重度のヘルニアから神経痛を発症し、37歳日本定年制に伴い、引退を余儀なくされた。それでも、必ずリングに戻るとリハビリに励み、41歳でタイ国のライセンスを取得。その後、同国フライ級・スーパーフライ級・バンタム級・スーパーバンタム級などのベルトを巻いた。JBCに復帰を請願し、テストを経て、日本人として近年では2人目のA級ライセンス合格となった。



 適性はフライ級としつつ、国内復帰にあたっては、複数の階級を視野。アジアボクシング連盟(ABF)のスーパーバンタム級タイトルに触れ「何秒KOだっけ?54秒です」とニヤリ。一方で、持ち味は「スタミナ」だとした。

 井上尚弥は「軽量級の中心は日本」と表現している。恵良はその言葉を借りつつ「日本のレベルの高さはすごく実感してきた」と認め、海外経験から「粗削りで日本選手の繊細さを打ち破る選手もいた。彼らから学んだ上で日本に壁を打ち破りたい」と意欲。

 さらに、寺地拳四朗に対して「本当に尊敬している」としつつ、「ほんますみません、百烈拳は僕の方が速い」とアピール。さらに、「僕自身が本当にやってみたいなと思う選手」として、那須川天心を挙げ、「負けたことのない人は、どういう選手なのか。彼からは揺るぎない自信を感じる。だからこそ、一度拳を交えてみたい」とメッセージを伝えた。

■プロフィール
恵良敏彦(えら・としひこ)
1975年1月21日、福岡県北九州市出身、陽光アダチボクシングジム所属
戦績31勝25KO2敗1引分

・獲得タイトル(公式発表)
タイ国フライ級王座
タイ国スーパーフライ級王座
タイ国バンタム級王座
タイ国スーパーバンタム級王座
インドネシアフライ級王座
インドネシアスーパーフライ級王座
WBAアジアフライ級王座
ABFアジアライトフライ級王座
ABFアジアフライ級王座
ABFアジアスーパーフライ級王座
ABFアジアバンタム級王座
ABFアジアスーパーバンタム級王座

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