46歳・市川実日子、バカリズム脚本作品『ホットスポット』で民放連ドラ初主演 テーマは“宇宙人”
ORICON NEWS / 2024年11月14日 5時0分
俳優の市川実日子(46)が、日本テレビ系1月期日曜ドラマ『ホットスポット』(2025年1月スタート、毎週日曜 後10:30)で主演を務めることが14日、発表された。市川は民放連続ドラマ初主演となる。脚本はバカリズムが担当し、スタッフには同局系ドラマ『ブラッシュアップライフ』(2023年)のチームが再集結。宇宙人をテーマに“地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー”を送る。
【写真】タイトドレスでボディラインあらわな市川実日子
今作の舞台は、日本が誇る富士山の麓にある山梨県の“とある町”。ビジネスホテルに勤めるシングルマザーの主人公・遠藤清美(41)がある日、ひょんなことで宇宙人に出会ったことから物語は展開する。清美がピュアな少女だったら宇宙人と友情を育み、正義のために巨悪と戦う的な青春冒険活劇が始まりそうだが、世の中の酸いも甘いも経験してきた大人の清美は、宇宙人の機嫌を損ねないレベルで仕事や私生活のちょっとした事件の解決をお願いする。
『ブラッシュアップライフ』のキャッチフレーズが「地元系タイムリープ・ヒューマン・コメディー」だったのに対し、今作は「地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー」。小さな田舎町の平凡な日常と宇宙人というファンタジーの融合がどんな物語を生み出すのか。発表されたイントロダクションにも「不思議な出来事が起こったり起こらなかったりする」とあるように、バカリズムならではの一筋縄ではいかないSFドラマが期待される。
バカリズムは「地元にエイリアンが来る、人間のコメディーです。ぶっ飛んだ話というと、多分全然ぶっ飛んでねーじゃんってなると思うんで。ものすごく地味なお話ですね」とコメント。市川は「時々声を出して笑ってしまうくらいおかしくて、人ってなんだかかわいらしい生き物だなと感じました」と作品について語っている。
【コメント全文】
■市川実日子(遠藤清美役)
――主演のオファーを受けた際の感想、台本を読んだ感想は。
最初はとてもびっくりしましたが、「全スタッフキャストが、きちんと食べて、きちんと休む。生活環境が整った現場作りを目指します」というこのチームの志を伺って、共感し、そんなチームからお誘いいただけることをうれしく思いました。バカリズムさんの脚本は、時々声を出して笑ってしまうくらいおかしくて、人ってなんだかかわいらしい生き物だなと感じました。
――主人公・遠藤清美はどんな人か。どのように演じていきたいか。
清美は山梨県に生まれ育ち、子育てをしながら仕事をして。ひたむきに朗らかに日常を過ごす女性です。ある出来事から、地元の幼なじみと頻繁に会うようになります。面白い脚本なので、面白いって思わずに演じたいです。
――演じるにあたって、楽しみにしていること。
会話劇でせりふのやり取りがとても多いので、お会いする共演者のみなさんが口々に「練習しましょう。協力していきましょう」と、イン前から手を取り合う空気感になっています。どんなチームになっていくか楽しみです。
――富士山の麓に住む主人公が宇宙人と出会う話ですが、宇宙人はどんな存在か。
私はまだ宇宙人に会ったことがないのですが、実は、もう地球で一緒に暮らしているかもしれないなと考えることはあります。これからの地球では、今よりもっと自然なこととして宇宙人が存在していくかもしれないし、もしかしたらこの作品は、少し先をいっているドラマなのかもしれないとも思いました。
――見どころは。
この作品の登場人物たちの会話は、日々、日本中のあちらこちらで繰り広げられているような会話なのかもしれません。見てくださった方に「あ、私の日常って、実は愛おしいものなのかも」と思っていただけるような「日曜日の夜はホットスポットがある!」と楽しみにしていただけるような作品になったら、うれしいです。
■バカリズム(脚本)
――地元系エイリアン・ヒューマン・コメディーとは。
本当に地元にエイリアンが来る、人間のコメディーです。まんまです。ぶっ飛んだ話というと、多分全然ぶっ飛んでねーじゃんってなると思うんで。ものすごく地味なお話ですね。宇宙に関係する。
――なぜ“宇宙人”なのか。
連ドラで宇宙人って、あんまりないし、いいんじゃないんですか?と。このドラマの設定自体、最初に提出したときは2行ぐらいしか書いてなくて。企画を3つぐらい出したときの一番下。それが水野監督的に一番見えなかった。全く想像つかないのでこれにしませんか?と。今は考えてますけど、企画の数合わせで出したから、これになると思わなかった。連ドラで急に宇宙人とかないじゃないですか?だからボツになると思ったんですよ。話していくうちに、これにしていきましょうかと。『E.T.』とか『ストレンジャー・シングス』とかあるじゃないですか、ヒットした宇宙ものというか、そういうのをものすごくスケールの狭いシチュエーションでやったらおもしろいかな?って感じです。第一、まだ結末も決まっていないぐらい、本当に書きながら考えているので。嘘をついていいならめっちゃ言いますけど。巨大宇宙船が来て、大戦争をして。全編CGで!(嘘です)
――ドラマの見どころは。
見どころは、本当に大したことが起こらないんで、事件自体は。宇宙って壮大なスケールを想像されると、そういうことでもないと思うので、だから本当に過度な期待はしないで、気楽に見てほしいです。ドラマの始まる前ってあおるじゃないですか。こちらは見てもらった後の心配しているから、そこのせめぎ合いなんですよね。あおる宣伝とプレッシャーをかけられる演者と。ちょうどいいとこ探してるんですけど。でも面白いは面白いと思いますので、もう気楽に見ていただければな、と思います。普通に楽しいですよ。でも、宇宙人も出てきます。宇宙人がめっちゃ出てきます。ついに、宇宙人がテレビに映ります。
――市川実日子さんへ言いたいこと。
めっちゃ気楽に楽しくやってほしい。せりふとか全部変えちゃっていい。ずーっとたわいもないことを話しているので。
■小田玲奈氏(プロデューサー)
まず、脚本のバカリズムさんを筆頭に『ブラッシュアップライフ』のチームで再び連ドラを作れることにこの上ない喜びを感じています。升野さん(バカリズム)が考えたキャッチフレーズは「地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー」。そう、今回は宇宙人が登場します。「タイムリープ」の次は「エイリアン」。どうかしてます(笑)。ただ、今回もファンタジーな設定ながら、描かれていることは「ごくごく普通の日常」です。宇宙人が出るのにドラマチックなことが全然起きません。でもだからこそおかしくて、愛しくて、尊い。バカリズムワールド全開な作品になっています。とにかく脚本が面白いです。さすがです。
主役は市川実日子さん。田舎町でのびのび呼吸をしている主人公を想像した時に、市川さんの顔が思い浮かびました。先日、本読みをした際に、せりふをしゃべっているとは思えないぐらいナチュラルで、世界観にぴったりハマっていました。すご~くイイので、はやく皆さまにお見せしたいです。
前回、ありがたいことに国内外でたくさん賞をいただき、プレッシャーがないと言えば嘘になりますが、せっかくなので、より面白いドラマを作ろうとキャスト・スタッフ張り切っています。升野さんはいつも「できるだけハードルを下げて」とおっしゃっていますが、あえて言わせてください、皆さん待望の!地元系SFシリーズ第2弾!『ホットスポット』どうぞご期待ください!
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