『日プ』出身者所属「BUGVEL」、“解散”か“メジャーデビュー”か決断のとき 猶予1年に決意「なんでもやる覚悟」【インタビュー】
ORICON NEWS / 2024年11月15日 18時0分
オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』に出演し、注目を集めたメンバーらが所属する4人組ダンスボーカルグループ・BUGVEL(バグベル)が、新プロジェクト『BUGVEL THE JUDGMENT』を始動させた。デビュー4周年の記念日となる2025年10月30日に東京・Zepp Divercityで開催するワンマンライブを完売できなければ解散、できればメジャーデビューという条件を課されることとなった。
【個別写真】ダークな雰囲気で魅了!BUGVELメンバー
ORICON NEWSでは、“解散”か“メジャーデビュー”かの瀬戸際に立つメンバーに、今の率直な思いや審判の日に向けた意気込みを聞いた。
■“解散”2文字に「頭が真っ白に」 動揺も覚悟固める「通過点であるように」
――同プロジェクト実施に至った経緯を教えてください。
RAIRA:
僕たちは2020年の結成以来、シングル5枚、アルバム1枚のリリースと、海外にもフィールドを広げてさまざまな活動を続けてきましたが、自分たちが理想とする結果になかなか到達できないことに限界を感じつつありました。今年に入ってそれを「脱退」という言葉で切り出したのがMAHIRO。それに続いてほかのメンバーも改めてこのままでいいのか、議論することになりました。
これまでこんなに本音でぶつかり合ったことはありませんでした。メンバーはもちろん、事務所の社長、スタッフと「自分たちは本当に限界までやりきったのか、やり残したことはないか」と何度も話し合いを重ねる中で、ここまで一緒に歩んできてくれた僕たちのファンであるREBRA(ファンネーム)の存在の大きさを再認識し、もう一度前に進む決心に至ることができました。
しかし、これまでのように漫然と活動を続けていくだけではなく、目指す場所を見据え、進化していかなければならない。その第一歩目として、デビューショーケースを開かせてもらったZepp DiverCityにもう一度立つという目標をメンバー内で立て、事務所に報告しました。
事務所からの条件は2025年10月30日、デビュー4周年となる日にZepp DiverCityで行うワンマンライブを完売させること。それを目指して、この1年間の活動についてさまざまな決断をし、進むべき方向をREBRAと一緒に選択していくプロジェクトとして『BUGVEL THE JUDGMENT』が始動しました。つまり1年後の10月30日は最後の審判と言える日となります。
しかし、そこは通過点のようなものでありたい。完売を達成して、その先の未来がもっと大きく、輝くものであるように、ファンと一緒にさらに前に進んでいきたいと思っています。
――プロジェクトを聞いたときの率直な思いを聞かせてください。
MAHIRO:戸惑いが先行して頭が真っ白になりました。でもほかのメンバーがポジティブに受け取っていたので、いまは最初に聞いた時とは180度真逆でポジティブな気持ちに変わりました。Zeppを完売し、プロジェクトを成功させるために、メンバー全員で新たに同じ方向を向けました。
RAIRA:事務所から「解散」という言葉を言われたのが初めてだったので、正直びっくりしたというのが最初の感想です。でも、事務所もその言葉を僕たちに伝えるくらいの覚悟をもって、本気で考えてくれていると思いました。その気持ちを裏切らないように必死にやるのみです。
GUNO:このプロジェクトを聞いた時に「会社は僕たちを諦めようとしているの?」と思いました。でもデビューショーケースの会場で結成記念ライブができて、しかもチケットが完売すればメジャーデビューできるのなら、「じゃあ、頑張ろう!失敗しても後悔はしない」と思いました。この1年の結果はどうなろうと、全力で向き合います。すてきなゴールは遠くないところにあると信じています。
MINATO:一瞬、「解散」という言葉の方を大きく捉えてしまったけど、目指すべき目標の第一歩目として、原点回帰じゃないけれど、もう一度踏み出す、挑戦できる!という気持ちになりました。
■「笑顔で次のステップに進めるように」冷静に邁進「コツコツやることも大事」
――継続か解散か“瀬戸際”の現在、率直な心境をお聞かせください。
MAHIRO:新しい挑戦。不謹慎かもしれませんが、ワクワクしています。
GUNO:今はとても前へ走りたいという原動力を感じています!少し留まってしまう時もあるとは思いますが、最後まで走り切れると信じています。
RAIRA:正直、解散のことはいっさい見えていません。メジャーデビューと言われる前から、Zeppに立ちたいという気持ちは伝えていたので、それを実現するための道筋ができたと捉えています。
MINATO:結果を見据えて、計画的に今できることをやっていく。簡単なことでいうと、YouTubeの配信頻度を増やしたり、僕の個性である筋肉のコンテンツを増やしたり、いままでやってこなかったジャンルでSNSを活発化させるのもひとつですね。大胆な発想も必要ですが、コツコツやることも大事だと思っています。
――審判の日に向けて、約1年の活動への意気込みを聞かせてください。
MAHIRO:まずは、僕の曲で世界をひっくり返します!そして、この企画の中では、今まで見せてこなかった姿をたくさん見せていくと思うので、メンバー、一人ひとりの魅力に気づいてもらえるかな、と思います。これからは日常生活や、ミーティングなど裏側でもカメラを回していくので、僕たちの気持ちや考え方、キャラクターや魅力が1年を通して伝わっていけばいいなと思っています。
GUNO:この1年間に、REBRAだけではなく、僕たちのことをまだ知らない人たちにもっと良いダンスパフォーマンスと歌を見せたい、そしてポジティブな影響力を与えたいと思います。BUGVELのパフォーマンスを見た皆さんにエネルギーを受け取ってほしい、そして幸せな気持ちで帰ってほしい。REBRAの皆さんが背筋を伸ばして大きな声で「BUGVELが大好きです!REBRAであることを誇りに思います!」と言えるグループになります!
RAIRA:まずは会場を埋めるためのことを考えるといろんな人に知ってもらわないといけないので、逆算してできることはなんでもやる覚悟で頑張ります。いままで支えてきてくれたREBRAにもZeppの日に笑顔で次のステップに進めるように、このプロジェクトを通して、たくさん意見がほしいし、取り入れていきたいと思っています。たくさん声をあげてくれるとうれしいです。
MINATO:どんなフィールドの活動でもグループにフィードバックできるように頑張ります。俳優・井上港人(BUGVEL)としても活動しているので、ソロとしても、グループとしても一人でも多くの人にBUGVELを知ってもらうことを見据えて活動していきたいと思っています。
――どのような覚悟で、どんな取り組みをしていきますか。
RAIRA:『BUGVEL THE JUDGMENT』は、さまざまなタイミングで、どちらの方が僕たちを知らない人に届くか、どちらの方が僕たちの魅力を伝えられているか、どちらの方が自分たちに相応しいかを提示し、ご覧いただいている皆さんにジャッジ(選択)してもらうというプロジェクトです。
たとえば衣装だったり、ライブの構成だったり、プロモーション方法だったり。もしかするとリリース楽曲をどちらにするかを一緒に考えてもらうこともあるかもしれません。ご覧の皆さんにはBUGVELの一員という気持ちで、楽しみながら参加してもらえたらうれしいです。
そして僕たちのファンREBRAと一緒に、僕たちをまだ知らない人たちを巻き込みながら、まずはひとつ目の目標、Zepp DiverCityまで辿り着きたいと思っています。
必ず目標を達成させたいと思います。
【BUGVEプロフィール】
オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』に出演したMINATO(井上港人)、RAIRA(佐藤來良)、韓国のオーディション番組『YG 宝石箱』『PRODUCE X 101』に出演したGUNO(王君豪)、MAHIRO(日高真宙)による4人組日台ボーイズグループ。
ハイレベルなダンステクニックと歌唱力を持ち合わせる実力派そろいのメンバーで、2020年の結成以来、シングル5枚、アルバム1枚のリリースと、タイやフィリピンなど海外にもフィールドを広げて精力的に活動する。
2024年10月、更なる進化を目指して挑む新プロジェクト『BUGVEL THE JUDGMENT』が始動。2025年10月30日、Zepp DiverCityで行われるワンマンライブのチケットがソールドアウトすれば待望のメジャーデビュー、もしそうでなければ即解散という条件の中、REBRAとともにさまざまな決断をし、未来を切り開いていく挑戦が進行中。同プロジェクトの第1弾シングル「Order In The Court」が、2025年1月22日に発売される。プロジェクトの経緯は、今後ドキュメンタリーとして順次公開される予定。
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