広瀬すず主演、映画『ゆきてかへらぬ』トータス松本・藤間爽子・柄本佑ら出演者7人を発表

映画『ゆきてかへらぬ』（2025年2月21日公開）（上段左から）田中俊介、トータス松本、瀧内公美、草刈民代（下段左から）カトウシンスケ、藤間爽子、柄本佑（C）2025 映画「ゆきてかへらぬ」製作委員会

　俳優の広瀬すずが主演する映画『ゆきてかへらぬ』（2025年2月21日公開）の出演者が新たに発表された。

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　『探偵物語』や『ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ～』の根岸吉太郎監督が16年ぶりにメガホンをとった本作は、大正時代を舞台に、実在した女優の長谷川泰子と、詩人の中原中也、文芸評論家の小林秀雄という男女3人の壮絶な愛と青春を描いた作品。美しい時代を火花散らすように駆ける3人の男女を広瀬、木戸大聖、岡田将生が演じる。

　今回発表されたのは、3人の壮絶な愛と青春の物語を彩る7人の登場人物。

　中原中也（木戸）の数少ない友人のひとりで詩人・画家としても活躍した富永太郎役に、映画『ミッドナイトスワン』や大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、公開中の映画『十一人の賊軍』にも出演する田中俊介。

　長谷川泰子（広瀬）のつらい過去を知る謎の男・鷹野叔役に、ミュージシャンでウルフルズのボーカリスト・トータス松本。

　泰子の母・長谷川イシ役に、『火口のふたり』や『由宇子の天秤』でさまざまな映画賞に輝いた瀧内公美。

　泰子が出入りする撮影所のスター女優役に、『Shall we ダンス？』の草刈民代。

　小林秀雄（岡田）の友人で大学に勤める辰野教授役に、『ケンとカズ』や『福田村事件』などさまざまな作品で存在感を放つバイプレイヤー・カトウシンスケ。

　のちに中也の妻となる女性・中原孝子役に、日本舞踊家でありながら俳優としても活躍し、主演ドラマ『つづ井さん』が放送中の藤間爽子。

　泰子が東京で出会う勤め人役を、映像作品「近代能楽集ノ内『葵上』」以来の根岸組への参加となる柄本佑が演じる。

　根岸監督は本作のキャスティングについて、「『ゆきてかへらぬ』は中原中也、長谷川泰子、小林秀雄の三人の静かに燃えるトライアングルの世界です。その三角形に手を浸すことも足を踏み入れることも、共演者としては冷静な勇気がいるでしょう。今回共演してくれた皆さんは、卓越な演技と近づいてはいけない距離感を見事に測りながら映画を支えてくれました。そしてその場にそれぞれの強い個性をしっかり残してくれたことに驚き感謝しています」とコメントを寄せている。