渡邉美穂、原作者の言葉に涙「胸がいっぱいになりますね」 INI木村柾哉が“王子様対応”のハンカチフォロー

原作者の言葉に涙した渡邉美穂（左）（C）ORICON NewS inc.

　俳優の渡邉美穂とINIの木村柾哉が15日、都内で行われたW主演映画『あたしの！』大ヒット御礼舞台あいさつに登場。共演の齊藤なぎさ、山中柔太朗（M!LK）、横堀光範監も参加した。この日は原作者から幸田もも子氏から手紙をサプライズで司会者が代読し、渡邉が涙を流すシーンもみられた。

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　今作は幸田氏によるラブコメ漫画を実写化。明るくて嘘がつけず、自分の気持ちにまっすぐ突き進む主人公・関川あこ子を渡邉、誰もが憧れる学校イチの王子様・御共直己を木村が演じている。

　幸田氏は「人生で一番苦戦した作品だった」という今作について「めちゃくちゃおもしろい」「最高におもしろい」と太鼓判を押す。渡邉が演じたあこ子について「こんなに応援したくなる子はいない」と絶賛された渡邉は「はぁ…胸がいっぱいになりますね」と感慨深げ。

　さらに「本当に私で良かったなと思うこともありましたし、撮影が終わった直後にもも子先生に『本当に大丈夫でしたか』と吐き出してしまったこともあったのですがもも子さんが『私がGOを出したことだから、何も心配しないで』と包みこんでいただけて」と話しながら思わず涙が頬を伝う。「もも子先生にとって良い思い出になったならそれだけでやらせていただけてよかった」と噛み締めた。

　泣き出した渡邉に、親友を演じた斎藤は手をつなぎ、さらに木村はさっとハンカチを取り出して「どうぞ」とフォローすれば、山中は「やっぱり直己なんだよ～」とその王子様対応に感心しきり。

　木村も「経験の少ない僕が大役をやらせていただくことに不安がなくはなかったんですけど、こうしてたくさんの方に観ていただけて、たくさんの方のおかげでこのような機会もいただけて感謝しかないですし、この映画をきっかけに僕もひとつ成長させていただけた。今後に活かせるようななにかができたらいいな、と思える作品になった」と実感を込める。

　斎藤も「初主演ということですごく頑張ってらっしゃる姿を近くでみさせていただいたので、きょうを一緒に迎えられてうれしいですし、本当にみなさん、優しくてすてきな方ばかりで出会えてよかった。この映画を創り上げられたことが幸せ」と笑顔をみせる。

　山中は「今まではいただいた役にどう向き合おうというところまでしかいっぱいいっぱいだったのがこんなにあたたかいキャスト・スタッフさんと作ることでチームで映画って作るものなんだな、と」と噛み締めていた。