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大ブレイク中のほいけんた「僕のモノマネを一番チェックしてるのは、さんまさん本人(笑)」【オリコン ライターズ】

ORICON NEWS / 2024年12月1日 18時0分

『ライターズ!』(日本テレビ系/毎週日曜 深1:30)に出演したほいけんた

 顔出しNGの敏腕ライターが、注目のタレントの素顔に迫る『ライターズ!』(日本テレビ系)。1日の放送には、あす2日に放送の新感覚モノマネ番組『モノマネMONSTER』から、現在大ブレイク中のほいけんたが登場。明石家さんまのモノマネで培った芸人魂、そして子どもたちからの応援が日々のパフォーマンスの原動力と語るなど、笑いと熱さにあふれたインタビューとなった。

【写真】まさかの69歳!「脳年齢はさんまちゃん」な、ほいけんたの脳年齢チェックの結果

■最先端モノマネ番組『モノマネMONSTER』は「真剣勝負となると気持ちが引き締まる」

 今回が2回目の放送となる『モノマネMONSTER』は、これまでのモノマネ番組の常識を一新し、豪華な演出や独特の緊張感漂う勝負形式を取り入れた、最先端のモノマネ日本一決定戦と銘打つ。芸歴40年を超えるほいも「モノマネ番組はたくさんあるけれど、演出がすっごく豪華で、審査員もお客さんによる採点の勝負が加わるから緊張感がある」ため、共演者との競り合いが新鮮で刺激的だと語る。また、「この番組には予選を勝ち抜いた芸人しかいないんだから、そこからさら順位をつけるんじゃなくて『みんなで楽しくやろうよ』という気持ちもあります。でも、やはり真剣勝負となると気持ちが引き締まるんですよ」と、ベテランとしての意気込みもうかがわせた。



 芸人・ほいけんたの代名詞といえば、“お笑いモンスター”明石家さんまのモノマネだ。東京出身で「最初は関西弁が話せなかった」ほいだが、さんまの言葉を繰り返し聞きモノマネしていくことで「自然に話せるようになって、関西のお客さんに『出身は関西のどこですか?』って聞かれるようになりました」と関西の人からお墨付きをもらうほど完璧に習得した。近年ではさんまの再現ドラマで“さんま役”に起用されて好評を得ている。

 忠実にさんまを再現しているからこそ、さんまがテレビやラジオで話す新しいフレーズやトピックも欠かさずチェックし、常に最新情報を取り入れ進化させてきた。それでも「まだまだ研究の途中ですし、思考回路まで寄り添うことで、本物のさんまさんのように感じてもらいたい」との思いも強い。過去には『ひょうきん族』や『男女7人夏物語』、現在も『さんま御殿』までくまなく見ており、「さんまさんと絡んでいる俳優や芸人が僕とバラエティーで共演したときに、同じくだりをできるようにしています。だって、誰よりもさんまさんが一番チェックしてるから、上手くできなかったら『なんでちゃんとでけへんねん!』ってダメ出しをされちゃいます(笑)」とご本人の厳しいチェックを受けながら、日々アップデートしている。

■“反則ギリギリテク”で一気に大ブレイク 西川貴教や郷ひろみとのコラボに感激

 『モノマネMONSTER』は、23組の参加者が「ファーストステージ」でネタを披露し、観客100人の審査による得点上位者10組だけが「ファイナルステージ」に進出できる。つまり、全参加者が2本のネタを用意するものの、半分以上が1本しかネタをできない厳しいシステムとなっている。ほいも「2本用意してどっちを先にやるか、いろいろ考えました」と明かしたが、視聴者としては最新版のさんまのモノマネは是が非でも見たいところ。果たして、ほいが1本目に披露するのはどんなネタなのか。そして用意しておいた2本目を見せることができるのか。

 さんま以外にも、どのくらいレパートリーがあるのか尋ねると「すごいたくさんあるんですけど、テレビでそんなにやる機会がなかったし、営業とかのステージで披露するのは“スタメン”ネタばっかりで。ベンチに座らせている2軍や3軍のネタもたくさんあります」と期待を抱かせる。ただ「そうやってベンチで眠らせてたら、最近は若いファンの人も増えてきてくれたので、元ネタが全然わからないでしょうね」と賞味期限の難しさを感じながらも、若い世代に人気が広がっていることに笑顔を見せた。

 若者へのブレイクのきっかけとなったのは、音程を外さずにカラオケを歌って“レンチャン”していく番組で、歌詞とは違う言葉ながらも音程は合わせるという反則ギリギリのテクニックだ。「からだぐぅ~」や「いーつーまーでぇームゥー」、さらに「くるっくぅ~」などのフレーズがSNSで大拡散した。

 「からだぐぅ~」の元ネタとなった曲「HIGH PRESSURE」を歌うT.M.Revolutionの西川貴教からも“公認”をもらい、テレビ番組での共演はもちろん、彼が主催する滋賀県の大型フェス『イナズマロック フェス』にゲスト出演し、主役の西川と「ホイプレッシャー」を一緒に歌う快挙も成し遂げている。

 「本人との共演でいうと、僕が昔からモノマネをしている郷ひろみさんと一緒に歌わせていただいたこともあります。スーパースターの郷さんと至近距離で並ばせていただいて、目があったら“視線のレーザービーム”くらっちゃいまして(笑)。これからもモノマネをやらせていただいていいですかって聞いたら、『もう全然やってくださいよ』って、カッコよかったですし、うれしかったですね」

■「子どもたちが喜ぶようなショーをやっていきたい。笑顔は自分のエネルギー源なんですよ」

 続けて『ライターズ!』恒例の質問として、ゲスト自身に自分を語る上で欠かせない要素を方程式で紹介してもらうコーナー「○○の方程式」にほいがチャレンジ。フリップに書いたのは「芸+笑顔=ほいけんた」という、シンプルながらも奥が深そうな方程式だった。

 「僕にとってモノマネって芸というだけじゃなくて、目の前にいる人を楽しませるための手段であって、自分の根底にあるのは『人を笑顔にしたい』っていうことなんです。これは芸人になる前の幼少期からずっと僕の中にあるもので、目の前の人が笑ってくれると自分がうれしくなるから、もっと笑わせたいし笑顔にしたい。そのために僕はモノマネ以外にもマジックやパントマイム、バルーンアートもやって、『カラオケで100点を出す方法』っていう本まで出して(笑)。とにかくいろんなことをやって、子どもからお年寄りまで楽しんでもらって、その笑顔からエネルギーをいただいてます」

 最近は特に子どものファンが増えているようで、ほいが地方のイベントに行くと大勢の子どもたちが集まり、「鬼レンチャンをがんばってください」「ノドを大切にしてください」などと書かれたファンレターを受け取ることも増えたという。「それがすごく励みになって、もっと子どもにも楽しんでもらえるネタを作ろうって頑張れます。僕は地方に行ったら自分からステージを降りて、けっこうお客さんと触れ合ったりする時間を作っているのですが、みんな喜んでくれるし思い出にも残ると思うんですよね。だから、応援してくれる子どもたちがいる限り、彼らが喜ぶショーを続けたい」と真剣な表情で語った。

 還暦を目前にしても、ほいけんたは挑戦を続ける。「目の前にいる人が笑ってくれないと気になってしまう。だからこそ、笑顔は自分のエネルギー源なんですよ」と、観客の反応に敏感に応えることで、次の世代にその笑いと喜びを伝え続けていきたいという強い意志が感じられた。ファンとの笑顔の共有、次世代との笑顔のバトンが、ほいけんたの活動を支え、未来に向けた希望を作っていく。
(取材・文/ストーム・イガラシ)
※取材の模様は、1日放送の『ライターズ!』(日本テレビ/深1:30)でもご覧いただけます。

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