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緑に囲まれたモダン住宅の魅力 東西大開口の家「小田原市・加藤邸」【渡辺篤史の建もの探訪】

ORICON NEWS / 2024年11月22日 20時10分

景色を切り取る大窓「-神奈川県小田原市・加藤邸-」(C)テレビ朝日

 俳優の渡辺篤史(76)が、個性豊かな住宅を訪ねるテレビ朝日の『渡辺篤史の建もの探訪』(毎週土曜 前4:25)23日の放送では、「どっちを見ても緑 東西大開口の家 -神奈川県小田原市・加藤邸-」を訪れる。

【写真多数】黒い壁には隠し扉の収納

 加藤邸の敷地は、長さ約14メートル、幅約3.5メートルの細長いアプローチを持つ旗竿地。そのアプローチは、東側の庭へ自然につながるよう設計されている。外壁には焼杉を使用し、黒一色で統一することで東西に設けられた大きな窓へ視線を導き、借景の緑を存分に楽しむことができる。

 建物の中心となるリビングダイニングは、東西に広がる大開口が特徴。東側にはアプローチから続く庭が広がり、西側には庭とその先に流れる小川の景色が望める。南北の黒い壁には収納が隠されており、シンプルで洗練された空間を保つ工夫が施されている。



 リビングから続く「土間テラス」は、深い軒下に設けられたコンクリート製のベンチが特徴的なスペース。ここでは、西側の庭と小川の景色を眺めながら、ゆったりとくつろぐことができる。

 浴室は2面が開放的なガラス窓になっており、その外にはプライベートなバスコートを配置。塀の上には富士山を望むことができ、贅沢な時間を演出している。

 2階には夫婦それぞれのための大小2つの書斎を設置。テレワークが多いという建主夫妻が月替わりで使用する工夫もユニークだ。プライベート空間ながら、居心地の良さと機能性がしっかりと両立している。

 緑を生活に取り込み、黒一色の外観とコントラストを描く加藤邸。自然との調和を重視しながら、モダンな美しさを追求したこの家は、視聴者に新たな住まいの可能性を示してくれるだろう。

竣工:2023年11月
敷地面積:318.6平方メートル(96.4坪)
建築面積:160.8平方メートル(48.6坪)
延床面積:156.0平方メートル(47.2坪)
構造:木造在来工法
設計:石井秀樹/石井秀樹建築設計事務所

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