岡田准一「今後の役づくりにいかせる貴重な経験」 島根・奥出雲を旅して“日本のものづくり”に触れる
ORICON NEWS / 2024年12月5日 0時0分
俳優の岡田准一が、来年1月18日放送のTBS系・BSS山陰放送制作『第34回JNN企画大賞「たたらの國 奥出雲」』(後4:00)に出演することが決定した。世界唯一の「たたら製鉄」の町、島根・奥出雲を旅して、1000年受け継がれる日本の“ものづくり”のルーツに迫る。
【写真】日本古来の製鉄法「たたら」を取材した岡田准一
島根県・奥出雲地方。森にある自然の素材のみを使い、人の力によって70時間かけて鉄を生み出す日本古来の製鉄法「たたら」を、現代も続けている世界で唯一の場所だ。江戸時代の最盛期には、奥出雲を中心とした中国山地で、日本の鉄の8割以上を生産していたともいわれ、全国に鉄を供給していた「鉄の聖地」でもあった。
特に日本刀の原料である最上級の鋼「玉鋼(たまはがね)」は、「たたら」でしか生み出すことができないため、現在は、玉鋼の供給と伝統技術の継承を目的に、毎年冬の期間だけ、職人たちが操業を続けている。
そんな奥出雲へ、岡田が「たたら」を知る旅に出る。映画などで殺陣やアクション作りにいかすために、武術や格闘技を習っており、日本刀にも興味を持つ岡田。「『たたら製鉄』をこの目で見てみたい」と熱望していたが、今回、通常非公開とされる操業中の現場への立ち入りを許され、取材を敢行した。
また、岡田は奥出雲の歴史や文化にも触れ、「たたら」と共に歩んできた町の秘密を知る。出雲神話・ヤマタノオロチ伝説とのつながり。砂鉄と木炭を得るために森林を伐採した跡地を、棚田として再生させるサステナブルな取り組み。そして、「たたら」から自動車産業など近代日本のものづくりに繋がるストーリーにも迫ってゆく。1000年の時を越える「たたら」の営みが、現代の私たちに問いかけるメッセージとは…。
■コメント
奥出雲の「たたら」には、鉄づくりだけでなく、自然や食など、多くのことに繋がっていることをこの番組を通じて学ぶことができました。たたらと共にある先人たちの営みや知恵の中に、今の僕たちがこれから生きる上での大事なヒントがあると思います。自分たちの国には、こういう文化があるんだということを、番組を見て、多くの人に知ってもらうきっかけになればうれしく思います。
一度は来てみたかった奥出雲で、たたら操業の現場を見ることができ、刀好きとしてはたまらない喜びでした。役者として演じる際に使っている刀が、本物はどのように作られているのか。玉鋼が生み出される瞬間を目の当たりにでき、職人さんの思いを知り、今後の役づくりにいかせる貴重な経験をさせていただきました。
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