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25周年の『ベイブレード』が「アジアチャンピオンシップ2024」開催、優勝は東京&シンガポールの選手

ORICON NEWS / 2024年12月2日 20時10分

レギュラークラスとオープンクラスの優勝者

 タカラトミーの現代版のベーゴマ『ベイブレード』が、今年で25周年。その記念企画の一つである「アジアチャンピオンシップ2024」を12月1日、東京・池袋のサンシャインシティ噴水広場で開催した。

【写真】手に汗握る! 1,600人が見守った対戦の様子

 1999年から展開し、2024年に25周年を迎えた『ベイブレード』。2023年7月から展開している最新シリーズ『BEYBLADE X』は国内累計出荷数が500万個を突破し、その人気は世界規模となっている。

 今回、アジア10の地域で実施してきた大会優勝者が一堂に会して、『ベイブレード』をプレイする“ブレーダー”の頂点を目指して対戦。レギュラークラス(6歳以上12歳以下)は参加者総数3,299名、オープンクラス(6歳以上)は4,449名が挑戦してきた。



 ベイブレードには、それぞれ攻撃力(アタック)・持久力(スタミナ)・防御力(ディフェンス)などの特徴があり、どの順番で繰り出すかによって戦況が変わり、対戦相手との巧みな駆け引きも重要となってくる。大会では、詰めかけた観客たちが「3 2 1 Go Shoot!」と掛け声を出し、ベイブレードがぶつかり合うたびに会場からは大きな歓声が上がっていた。また中国語で「がんばれ」を意味する「加油(ジャーヨ)」、韓国語の同じ意味の「ファイティーン」などの掛け声も上がり、「ベイブレード」の世界的人気を裏付けた。

 レギュラークラス大会では、東京大会選出のソウスケ選手(12歳)が優勝。ソウスケ選手は初戦は苦戦するも、決勝戦では相手に1ポイントも与えず、すべて「スピンフィニッシュ※1」でストレート勝利。悔しくて涙する敗者に、出場選手たちが健闘を称えて励ましあう姿も見られた。準優勝はマニラ大会選出のエマニョエル選手、3位はソウル大会選出のチョ・ミン・ソ選手。
※自分のベイよりも先にバトルゾーン内で、相手ベイの本来の回転方向の速度が0になった状態

 オープンクラスの決勝戦では、シンガポール大会を勝ち抜いたゼイン選手(30歳)と韓国・ソウル大会を制したユン・ミ・ヒ選手が対戦。互いにベイブレードを繰り出してぶつけ合い、4ポイント先取で勝利となるが、ユン選手が有利の状況からゼイン選手が見事な大逆転を披露。優勝の瞬間にはこの会場ならではの噴水が舞い上がり、観客たちからも大きなどよめきが起きた。

 アジアチャンピオンとなったゼイン選手は「追い込まれたけど強い自信があった。日本に来られて貴重な機会をもらえてとてもうれしい」と大喜び。準優勝となったユン・ミ・ヒ選手は、「悔しい気持ちはない。やりきったので満足している。優勝者を称えたい」と話していた。3位となったのは台北大会の覇者であるジェリー選手で、「あまりに興奮して何を言っていいかわからない。でもサポートしてくれた仲間たちに感謝」と感激していた。

 この日は、B1階の開催会場から吹き抜けの地上3階までを埋め尽くした観客は1,600名以上。応援の歓声とアジア地域のブレーダーの熱戦で、国際交流の場として大いに盛り上がった。

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