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定額制動画配信、「アニメ」 が視聴ジャンル最多 ~定額制動画配信サービス利用実態データ

ORICON NEWS / 2024年12月11日 15時0分

「定額制動画配信サービス」 利用実態調査:「視聴頻度の高い映像ジャンル」(2024年 オリコン顧客満足度調査)

 アニメや国内外の映画、ドラマ作品など、多彩なジャンルや独占配信等で躍進を続けている「定額制動画配信サービス」。12月4日には、動画配信大手のネットフリックスの国内会員が4年間で倍増し、1000万世帯を突破したとのニュースが報じられ大きな話題となったことからも、今後の各社の展開には注目が集まっている。

「ジャンル別の視聴デバイス」(「定額制動画配信サービス」 利用実態データ/2024年 オリコン顧客満足度調査)

 顧客満足度調査を実施する株式会社oricon MEが、「2024年 定額制動画配信サービス」と併せて発表した「定額制動画配信サービス利用実態データ」では、そんな「定額制動画配信サービス」の最新利用状況について、視聴ジャンルや視聴デバイスなどのほか、観て良かった漫画・アニメの実写化作品ランキングや出演俳優についても訊いている。



 なお調査は、自身のアカウントで2ヶ月以上継続登録し、料金を把握して利用している全国18~84歳までの男女2,971名の回答をもとに集計している。

■視聴ジャンル最多は「アニメ」の57.0%、全ジャンル中、唯一の過半数超え

 メインで利用している「定額制動画配信サービス」での「視聴頻度の高い映像ジャンル」について、視聴頻度の高いジャンルを5つまで複数回答してもらったところ、「アニメ」が57.0%と最も高く、全ジャンルのなかで唯一の過半数超えとなった。

 次いで「洋画」が46.9%、「邦画」が44.7%、「国内ドラマ」が40.5%と4割を超え、「海外ドラマ(韓国ドラマは除く)」29.2%、「韓国ドラマ」16.0%と続いた。

■視聴デバイスはTV、スマホが2トップ、アニメ、バラエティ、音楽ジャンルはスマホ視聴が最多

 「ジャンル別の視聴デバイス」については、「TV」、「スマートフォン」での視聴がいずれのジャンルも1位、2位を独占。そのうち「邦画」、「洋画」、「国内ドラマ」、「海外ドラマ」、「韓国ドラマ」、「ドキュメンタリー」、「お笑い」、「スポーツ」の8ジャンルは「TV」での視聴が多く、「アニメ」、「バラエティ」、「音楽」の3ジャンルは「スマートフォン」で視聴する割合が最多となった。

■SVOD限定作品の視聴経験、実写化映画は4割超え、実写化ドラマは3割超え

 近年「定額制動画配信サービス(SVOD)」による漫画・アニメ原作の初実写化や独占配信作品の話題も多いことから、今回は「定額制動画配信サービス限定の漫画・アニメ実写化作品」についても調査を行った。

 まず、漫画・アニメ実写化作品の「視聴経験の有無」(単一回答)については、「実写化テレビドラマ〈地上波放送〉」、「実写化映画〈劇場公開作品〉」がそれぞれ61.1%、61.0%と過半数超え。SVOD限定作品では、「定額制動画配信サービス限定の実写化映画」が40.3%、「定額制動画配信サービス限定の実写化ドラマ」が34.2%となった。

■SVOD限定の実写化映画&ドラマ、クオリティが高いと感じる人は約6割

 続いて、漫画・アニメ実写化作品の視聴経験者を対象に、漫画・アニメ実写化作品の「クオリティ」について聞いたところ、「定額制動画配信サービス限定の実写化ドラマ」が、「非常に高いと感じる」、「やや高いと感じる」を合わせて59.6%と、最もクオリティが高いとの回答を集めた。次いで「定額制動画配信サービス限定の実写化映画」も59.1%と、約6割が定額制動画配信サービス限定作品のクオリティの高さを支持する結果となった。なお「実写化映画〈劇場公開作品〉」も53.5%と過半数を超えている。


 なお、最新の「2024年 定額制動画配信サービス」では、【Netflix】が昨年に続き2年連続、通算6度目の総合1位を獲得。総合2位には【Disney+】、総合3位には【Hulu】がランクインしている。

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