『ライオン・キング:ムファサ』ワールドプレミアにビヨンセ親子ら集結 Travis Japan松田元太も“日本代表”として参加
ORICON NEWS / 2024年12月10日 19時17分
『ライオン・キング:ムファサ』ワールドプレミアに参加した(左から)Travis Japan・ 松田元太、バリー・ジェンキンス監督(C)2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
ディズニーの超実写版映画『ライオン・キング:ムファサ』(20日公開)に先がけ、現地時間9日、米・ロサンゼルスにてワールドプレミアが開催された。主人公ムファサ役を務めたアーロン・ピエール、タカ(後のスカー)役のケルヴィン・ハリソン・Jr.、ナラ役を務める世界の歌姫であるビヨンセ・ノウルズ=カーター、シンバとナラの娘キアラ役で親子共演を果たすビヨンセの愛娘ブルー・アイビー・カーターなどオールキャストが集結した。
【動画】尾上右近“ムファサ”&松田元太“タカ”に渡辺謙“キロス”が迫る
そして、本作を手掛けたバリー・ジェンキンス監督や、音楽を担当したリン=マニュエル・ミランダらクリエイター陣も駆けつけた。また日本を代表し、超実写プレミアム吹替版にてタカ役を務めるTravis Japanの松田元太もサプライズ登場。世界中のセレブも一堂に会し、映画完成を祝福した。
会場となったのは、映画の舞台となるサバンナをイメージした豪華装飾が施されたアメリカ・ハリウッドのドルビー・シアター。今年で30周年を迎える『ライオン・キング』の新たな物語誕生を待ちわびた観客たちの歓声があがる中、レッドカーペットにはキャスト・クリエイター陣が華々しく登場し、ファンたちとの交流を楽しむ姿がみられた。
今作を手掛けたのは、『ムーンライト』(2016年)でアカデミー賞作品賞、脚色賞などに輝いたバリー・ジェンキンス監督。自身が手掛けた最新作がついにお披露目となるということで、ジェンキンス監督は、「この作品をつくるのに4年くらいかかりました。レッドカーペットを歩きながら、これまで本作でかかわった多くの皆さんの顔を見ることができて最高です!」と笑顔をみせ、『ライオン・キング:ムファサ』は、(『ライオン・キング』に登場したなじみのある)キャラクターたちをとても深く掘り下げ、氷山の下の部分にあるものを見つけてくれています」とコメントした。
この最新作で描かれるのは、前作『ライオン・キング』(19年)よりずっと昔の話――息子シンバを命がけで守った父・ムファサ王と、彼の命を奪った“ヴィラン”スカー(タカ)の若き日の物語だ。ある日、両親とはぐれ孤児となってしまったムファサ。彼を救ったのは、後にムファサの命を奪うこととなる王の息子タカ(後のスカー)だった。「ずっと“兄弟”でいたかった」。かつて血のつながりを超えた兄弟の絆で結ばれていたはずのふたりの身に一体何があったのか。
ディズニー史上、最も温かく切ない“兄弟の絆”の物語とも称される本作。そこに欠かせないのが、珠玉のミュージカルナンバー。ブロードウェイ・ミュージカル『ハミルトン』で数々の賞を受賞、『モアナと伝説の海』や実写『リトル・マーメイド』など近年のディズニー作品でも存在感を発揮し注目を集めたリンは、今作のために新たに7つの楽曲を書きおろした。リンは制作を振り返り、「僕にとって楽しいのは、(『ライオン・キング:ムファサ』には既に知られた)こんなに印象的で楽しいキャラクターたちがいること。ムファサやタカ(後のスカー)など自分が知っていると思っていたキャラクターたちに、実は不完全だったり、すごく頑張っていたりと、知らなかった姿があるのは、とてもスリリングな体験なのです」とコメント。なじみのキャラクターたちが勢ぞろいするムファサとタカの“兄弟の絆”の物語を、リンが生み出した心揺さぶるミュージカルナンバーの数々が、よりドラマチックに盛り上げる。
また、最も注目を集めたのが、超実写版で共演することとなったビヨンセ親子の神々しい登場シーン。前作『ライオン・キング』(19年)に引き続き、ビヨンセはナラ役を、ビヨンセの愛娘アイビーは、ナラとシンバの娘キアラ役を演じる。親子役として、彼女たちがどんな演技で魅せてくれるのか注目だ。実力派クリエイター陣&豪華キャストが集うプレミアムな一作に、期待は高まるばかりだ。
さらに今回、“日本代表”として、超実写プレミアム吹替版にてタカ役を務める松田もサプライズで会場に駆けつけた。ライオンカラーを取り入れたスタイリッシュな装いで颯爽と登場した松田は、海外プロモーションとして先月シンガポールで行われた「ディズニー・コンテンツ・ショーケース 2024」に続き2度目ということで、落ち着いた様子。
「ものすごく大興奮しています!日本の皆さんに『ライオン・キング:ムファサ』の素晴らしさをちゃんとレポートして、楽しんでレッドカーペットを歩いていきます!」と気合十分。レッドカーペットに登場するや否や、会場に駆け付けたファンたちを前に、笑顔でファンサービスし、大舞台でも堂々スターぶりを発揮した。そんな松田が演じるのは、ムファサの命を奪うこととなるスカーのかつての姿、まだ純真無垢な王子だった“タカ”。孤児であったムファサと血のつながりを越えた“兄弟の絆”でむすばれたタカは、冷酷な敵ライオンから群れを守るため、ムファサと共に新天地を目指す旅に出るが、その先で彼らの運命は大きく分かつ“ある出来事”が待ち受けている。
さらに松田は、先日、今作の取材で会ったばかりのジェンキンス監督やリン、字幕版でタカ役を務めるケルヴィンらとカーペット上で再会。自ら英語で話しかけ、仲良く写真を撮るなど交流を楽しんだ。松田は「監督やリンにまたお会いできてうれしかったですし、字幕版タカ役のケルヴィンとも“会えてうれしいぜ!”というテンションでまた会えたので、結構ウルっときました。作品でまた一緒になれるように頑張ろうって思うようになりました」と笑顔をみせた。
その後松田は、完成したばかりの本編を現地で鑑賞。「とにかくやばかったです!ディズニー史上、最もあったかいし切ない。ムファサとタカの“兄弟の絆”も音楽もCGも本当に最高でした!」とコメントし、世界中のファンに向けて「『ライオン・キング:ムファサ』が日本の皆さん、そして世界中のたくさんの方々に愛される作品になったらうれしいです!」とメッセージを贈った。“ディズニーの仕事が夢だった”と語っていた松田は、一日限りのプレミアムなひと時を満喫した様子だった。ヴィランへ変ぼうしていく難しい役どころを務めた松田の演技も見どころとなる。
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