いよいよ開催『岡-1』グランプリ ミキ昴生、堤下が大暴れ「昨年の激戦」を振り返る
ORICON NEWS / 2024年12月12日 17時0分
ニッポン放送『ナインティナインのオールナイトニッポン』(毎週木曜 深1:00)では、12日深夜放送回で、岡村隆史によるちょっとクセの強い審査とそれに翻ろうされる『岡-1グランプリ』を開催する。今回はミキ昴生(女子高生のイントネーション)、キンタロー。、ロングコートダディ、堤下敦、ナインティナインのセンター分けが似合う方が参戦するが、ここで昨年大会を振り返っておきたい。
【密着写真】『岡-1グランプリ』の模様を随時紹介
昨年は堤下敦、ミキ昴生、ランジャタイ、ウエストランド、矢部浩之が出場。スタジオのある階に到着すると、ミキ昴生が、静かに壁に向かってネタの最終確認を行っていた。記者の姿を見つけると、スイッチが入り「また、今年も来てるんですか(笑)?もう、いいですよ!」とツッコミを入れながら、再び静かにネタと向き合った。
だんだんと出演者たちも集まってくる中、ナイナイの2人がブースに入り、時計の針は午前1時に。「優勝!」との怒鳴りとともに番組がスタートし、岡村が「今回は、何かを取り返そうとしている人が2組ほどいまして」と切り出すと、ミキ昴生がブースの外から大声でツッコミ、岡村がブース入り口でガードするという冒頭から荒れ模様となった。
ミキ昴生の思いは止まらず「何のために『めちゃイケ!』やっとったんか?」「あの人は、何年テンダラー好きやねん!」とブースに入ろうとしながら叫んだ。そこにランジャタイの国崎も“乱入”し、ミキ昴生にビートたけしの声色で『THE MANZAI』出禁を言い渡すなど、審査が始まる前からヒートアップした。そんな『岡-1』のトップバッターはミキ昴生で、ミキの漫才を見事にひとりで披露し、94点を獲得した。
続けて登場したのはランジャタイで、見事な漫才を披露し、94点でミキ昴生と並んだ。ネタ後のトークでは、国崎が、昨年同様にビートたけしの声色で「うるさくておもしろくないな(笑)。『THE MANZAI』出禁だよ」とミキ昴生に“宣告”。ミキ昴生が「小さいたけしやめろ!」とツッコミを入れるも、国崎は「それまで(ミキが過去に出演した『THE MANZAI』では、ミキがたけしの前でネタを披露していなかったため)静かで面白かったんだよ。いいか、お前らクビしたからな。『首』だけにな(笑)。もう次はないんだよ。静かになって面白くなったら使ってくれよな」と“たけし節”を貫いていた。
波乱の展開となる中、その様子をじっくり見つめていたのが堤下。3組目のウエストランドは圧巻の漫才で魅了し、94点を獲得し、これで3組が並んだ。審査委員長の岡村が「すごかった。岡-1にあんまりない感じ、しっかり見させてもらいましたよ」と賛辞を送る中、ミキ昴生は『THE MANZAI』騒動を引き合いに「岡村さんには、笑いの芯がない。岡村さん見てお笑いやりたいなと思ったのに!」と絶叫。「静か」が好きな国崎“たけし”は「あんちゃんは、芸人やめてくれ」とミキ昴生に呼びかけていた。
実力派が続き、その後のトークでも盛り上がりを見せる中、堤下が柔和な笑みで時を待つ。そして、ついに出番を迎え、満を持して勢いよく登場した堤下だったが、思った以上にネタで使用するフリップが小さいことから、たまらず岡村が“ストップ”をかけた。納得できない様子を見せる堤下だったが、トーク形式でネタを披露していき、94点を獲得した。岡村は「テンション的なものもすごかったですし、度肝を抜かれるというところがありましたね。若手っぽいような汗。2年のブランクを取り戻すような」と評価した。
トリを飾ったのは、毎年出演者を驚かせる一芸を見せる”ナインティナインのセンター分けが似合う方”の矢部浩之。「とにかくウブロが好きな矢部」として、渾身のピンネタで94点を獲得し、これで全組が並ぶハイレベルな戦いとなった。岡村から「ナイスファイトやったと思います」と労われると、矢部は「やろうな(笑)!毎年入れられて、11月くらいになったら様子探られて」と苦しい胸の内を吐露。それでも高得点を獲得し、安堵した表情を浮かべていた。
リスナーからの「国民ワラテン」を加えた点数でもピタリと並び、岡村の口から“全員優勝”がコールされた。ミキ昴生の雄叫び、ランジャタイの飄々さ、ウエストランドのコンビ力、堤下のたぎり、矢部の体当たりと、今年も名場面が次々と展開され、気づけば時計の針は3時を回っていた。激戦を終えた出場者たちは、さわやかな表情でスタジオをあとにしていった。スタジオには、堤下のために用意されたベッドと牛乳が残っていた。
■『岡-1グランプリ』歴代出場者
2018年:堤下敦(インパルス)、ミキ・昴生、東京ホテイソン、四千頭身
2019年:堤下敦(インパルス)、ミキ・昴生、オカリナ(おかずクラブ)、ハンバーグ師匠
2020年:堤下敦(インパルス)、ミキ・昴生、トム・ブラウン、ぼる塾、矢部浩之(ナインティナイン)
2021年:堤下敦(インパルス)、ミキ・昴生、NON STYLE、ジョイマン、矢部浩之(ナインティナイン)
2022年:ミキ・昴生、東京ホテイソン、ザ・マミィ、ランジャタイ、矢部浩之(ナインティナイン)
2023年:堤下敦(インパルス)、ミキ・昴生、ランジャタイ、ウエストランド、矢部浩之
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