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『渡辺篤史の建もの探訪』交差する斜め床 ひと筆書き動線の家「後川邸」

ORICON NEWS / 2024年12月13日 19時0分

高窓からの採光で明るいLDK=「-東京都国分寺市・後川邸-」

 俳優の渡辺篤史(77)が案内役を務めるテレビ朝日『渡辺篤史の建もの探訪』(毎週土曜 前4:25)あす14日放送では、特徴的な交差する斜め床と、光を取り込む工夫が随所に施された東京都国分寺市にある「後川邸」を紹介する。

【写真多数】2階LDK=『-東京都世田谷区・水島邸-』

 今回取り上げられる後川邸は、中央の吹き抜けを中心に、斜め床が交差するデザインが印象的。全4層のスキップフロア構造で、斜め床が階段の役割を果たしつつ、複数の動線をつくり出している。また、リビングとダイニングキッチンの間には86センチの高低差があり、空間に変化を持たせたLDKが広がる。

 外観はプライバシーに配慮して開口部が少なめだが、南側に設けられた高窓から十分な光を取り込む設計となっている。この高窓は隣家の屋根を超えて採光し、明るい居住空間を実現している。さらに、最上層にある塔屋や屋上テラスへ続く斜め床は、階段だけでなく飾り棚としても機能するユニークなアイデアだ。



 1階には寝室が設けられているが、吹き抜けを通じて上階とつながっており、家全体がほぼワンルームのような構成となっている。シンプルながらも複雑な動線設計と開放的な間取りが、居住者に快適な暮らしを提供している。

竣工:2023年11月
敷地面積:120.3平方メートル(36.4坪)
建築面積:48.1平方メートル(14.5坪)
延床面積:95.3平方メートル(28.8坪)
構造:木造在来工法
設計:川島真由美建築/川島真由美建築デザイン

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