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劇場アニメ『チェリまほ』公開 17日に続報? 小林千晃「『チェリまほ』ワールドは広がっていきます」

ORICON NEWS / 2024年12月15日 18時42分

劇場アニメ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』特別編集版の公開記念舞台あいさつに登壇した(左から)鈴木崚汰、小林千晃、小清水亜美(C)豊田悠/SQUARE ENIX・アニメ「チェリまほ」製作委員会

 劇場アニメ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』特別編集版の公開記念舞台あいさつが15日、都内で行われ、声優の小林千晃、鈴木崚汰、小清水亜美が登壇した。

【写真】色鮮やかな衣装で華やかに登場した小清水亜美

 本作は、『ガンガンpixiv』(スクウェア・エニックス刊)にて好評連載中の人気BL漫画。略称は“チェリまほ”。童貞のまま30歳を迎えた主人公・安達が「触れた人の心が読める魔法」を手に入れ、勤務先のイケメン同期・黒沢が自分に想いを寄せていることを偶然知ってしまうことから巻き起こる、純度100%のラブコメディ。ピュアなストーリー展開と登場人物達の愛らしいキャラクター像が話題となって共感を呼び、女性を中心に幅広い層で人気を集めている。コミックス累計部数は300万部を突破。2020年に実写ドラマが放送され、2022年4月には実写映画化、さらに2024年1月からはTVアニメが放送され大きな話題を呼んだ。



 この日行われたイベントに、小林と鈴木は左手薬指にキラリと光る指輪をはめて登場。本作のキービジュアルでペアの指輪をはめる安達と黒沢をイメージした粋な計らいだが、鈴木は「(衣装スタッフが用意した指輪が)指が太すぎて入らなくて…」と自前の指輪をつけた左手をかざし会場の笑いを誘った。そんな2人の姿に小清水は「私はここにいてはいけない!」と恐縮しつつも、「ご結婚おめでとうございます」と2人を祝福して会場を盛り上げた。

 本作は安達と黒沢のストーリーにぐっとフォーカスを当てた総集編。小林は「今作は安達と黒沢にフォーカスされた、2人の物語に寄り添ったものになっています。この2人を好きでいてくださる方には濃厚で充実な時間になったのではないかと思います。僕としてはこそばゆい描写も多いけれど、それだけドキドキしてほほえましく、あんなことあったなこんなことあったなといい思い出として残る作品です」と大満足。鈴木も「テレビアニメ版よりも凝縮されている分、糖度の高い恋愛模様が描かれていて、それを大きなスクリーンで観る気恥ずかしさもありながら、大きな画面と良い音で楽しんでいただけるのではないかと思います」と話した。一方、小清水は「これはまさに、安達さんと黒沢さんの結婚式の披露宴で流れるヒストリームービーです」とファンの心の声を代弁するかのように興奮しきりの様子だった。

 改めて自身の演じたキャラについて、小林は「安達は人の良い所を見抜いて寄り添えるところが好き。そこに黒沢も惹かれたのだと思います。魔法があろうがなかろうが、そこが安達の人としての良いところで、魔法が使えてよりコミュニケーションが秀でて仕事や黒沢との恋愛につながるのだと思います」と魅力を分析。鈴木は、自身が演じた黒沢について「心の声もデートプランもぶっ飛んでいるところが好き。好きな人に対する大胆さがあって、モテそうなキャラクターだけれど、自分の好きなことに対して一途なのはある種のギャップがあっていい。ちょっと不器用なところも素敵」と熱弁した。

 そんな安達と黒沢を見守る藤崎について小清水は「人生を楽しんでいる」と分析し「藤崎さんは安達と黒沢という二人の存在をシャンプーとリンスに例えていそう。もちろん黒沢さんはリンス。その二つは交わることがないのに、今回は…シャンプー&リンスが発売された感。そんな藤崎さんの気持ちを想像して私自身も人生が充実しました」と絶妙な例えで笑いを誘いつつ、藤崎の心境と同化していた。

 本作で制作された新規カットのアフレコ収録は、テレビアニメ収録と同時期に行われたとのこと。小林は「そのタイミングだったので地続きで演じることが出来ました。特別編集版のために半年後にアフレコをするのではなく、12話を録った流れの中で収録をしたので、12話が終わった後の幸せな気持ちのまま録ることが出来ました。劇場版だからという気負いもいい形で抜けていたのでリラックスして撮ることが出来たと思います」と手応え。鈴木も「シーンとして、海辺を歩く何の変哲もない幸せの延長線上を収録できたのも良かったですね」と述べた。

 また、小林と鈴木はエンディング主題歌の「ラブキャンドル」の歌唱も担当。同曲に鈴木は「好きー!」と声を弾ませて「まさかの『マジカルラブ』(TVアニメ版エンディングテーマ)超え。冬を感じるこの季節にピッタリ」とすっかりお気に入りの様子。小林も「クリスマスにピッタリの曲であり、このベストシーズンに欲しいラブソング。『チェリまほ』を振り返るのにもマッチしている曲だと思います」と太鼓判を押した。

 そして、原作者・豊田悠氏から特別編集版のお祝いコメントが。「舞台あいさつにお越しの皆様、年の瀬の忙しいなか足を運んで下さり有難うございました。チェリまほアニメを応援して下さった皆様と素晴らしいスタッフさんとキャストさんのおかげで映画館でチェリまほを見れること、本当に嬉しく思います。ありがとうございます。最高のクリスマスプレゼントです」と劇場公開の喜びを語りつつ、締めには「12月17日にもお知らせがありますので、お楽しみに…!」と意味深なコメントを残し、キャスト陣も「12月17日に何があるの!?」と興味津々の様子だった。

 最後のフォトセッションでは、小清水の発案で小林と鈴木の2人をピッタリと密着させての結婚祝福スタイルの写真撮影となり、会場のファンは大歓声。小清水が「これからも2人の幸せを願って生きていきたい」と宣言すると、鈴木は「本当の披露宴みたい」と大照れ。ちょうど先日友人の披露宴に参加したばかりという鈴木は「まさに今日みたいな状況だった」と笑いつつ「豊田先生からも新情報の匂わせがありましたので、引き続き劇場に足をお運びください」とヒット祈願のコメントを述べた。小林も「まだまだ『チェリまほ』ワールドは広がっていきます」とさらなる可能性に期待を込め、舞台挨拶を締めくくった。

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