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阿部寛、横浜流星をサプライズ祝福 巻物を持参「ちゃんと喋れるかわからないので」

ORICON NEWS / 2024年12月16日 16時51分

『第49回報知映画賞』表彰式に登壇した(左から)阿部寛、横浜流星 (C)ORICON NewS inc.

 俳優の横浜流星(28)が『第49回報知映画賞』で主演男優賞を受賞し、16日に都内で行われた表彰式に登壇。阿部寛がサプライズで祝福に駆けつけた。

【写真】横浜流星のために…!巻物を持ってきた阿部寛

 横浜は『正体』の演技が評価され、昨年に続き受賞。プレゼンターとしてプライベートでも親交の深い阿部寛がサプライズで祝福した。

 阿部は「彼の魅力は変わらないんです、誰に対しても。こうやって賞をとってもいつ会っても最初に会った彼のまま。それが一番信頼される魅力かなと思いました」と語りつつ、「ちゃんと喋れるかわからないので、巻物を持ってきました」と巻物を取り出し、場を和ませた。

 そして、改めて「主演男優賞、おめでとうございます。並々ならぬ努力と確かな演技の実力が認められた証でしょう」と祝福。「多くの俳優の方々と共演しましたが、(横浜は)静と動が共存しています。若さの中にある秘めた情熱と繊細な表情と仕草、常に見る者の心をとらえる力があります」と阿部ならではの視点で語った。



 続けて「今回の受賞作は仲の良い藤井道人監督との作品だと伺いました。信頼する監督との作品でこのような評価をいただけたことは幸せだと思います。こらからも俳優として更なる高みを目指し、新たな魅力を私たちに見せてください」とエールを送った。

 阿倍の言葉を受けて、横浜は『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』で主演を務めることに触れ、「阿部さんも(同役を演じたので)意志を引き継いで大河ドラマもやっていきます」と頼もしい姿を見せた。

 同賞は、スポーツ新聞が単独開催する初の映画賞として、1976年に誕生した。2023年12月1日から2024年11月30日までに国内で1週間以上、一般公開、もしくは公開予定の新作。新人賞は原則として3年以内に本格デビューした俳優、監督となる。

 主演女優賞は『ミッシング』の演技が評価された石原さとみが初受賞した。作品賞・邦画部門は横浜が主演した藤井道人監督の『正体』が受賞した。各賞の受賞者・受賞作品は以下のとおり。

■受賞一覧

作品賞・邦画部門:『正体』
作品賞・海外部門:『シビル・ウォー アメリカ最後の日』
アニメ作品賞 :『ルックバック』

主演男優賞:横浜流星(『正体』の演技に対して)
主演女優賞:石原さとみ(『ミッシング』の演技に対して)
助演男優賞: 奥田瑛二(『かくしごと』の演技に対して)
助演女優賞:吉岡里帆(『正体』の演技に対して)
監督賞: 塚原あゆ子(『ラストマイル』の演出に対して)

新人賞: 越山敬達(『ぼくのお日さま』の演技に対して)
新人賞:中西希亜良 (『ぼくのお日さま』の演技に対して)

特別賞:平泉成(『明日を綴る写真館』の演技と長年の映画界への貢献に対して)
特別賞:草笛光子(『九十歳。何がめでたい』の演技と長年の映画界への貢献に対して)

■選考委員
荒木久文(映画評論家)、木村直子(読売新聞文化部映画担当)、見城徹(幻冬舎代表取締役社長)、藤田晋(サイバーエージェント代表取締役)、松本志のぶ(フリーアナウンサー)、YOU(タレント)、LiLiCo(映画コメンテーター)、渡辺祥子(映画評論家)の各氏(敬称略、五十音順)と報知新聞映画担当。

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