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なでしこジャパンのニルス・ニールセン監督、就任会見 マンチェスター・シティ時代も一緒だった長谷川唯を絶賛「ずっと仕事がしたい」

ORICON NEWS / 2024年12月18日 17時7分

就任会見を行ったニルス・ニールセン監督 (C)ORICON NewS inc.

 サッカー・なでしこジャパン(日本女子代表)の新監督のニルス・ニールセン監督(53)が18日、都内で就任会見を行った。

【写真】ガッチリ手を取り合い…!笑顔をみせるニルス・ニールセン監督&宮本恒靖会長ら

 日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長、女子委員会の佐々木則夫委員長も出席した会見に登壇したニールセン監督。初の外国人監督で、2023年から今年までマンチェスター・シティ 女子テクニカルダイレクターを務めた経歴を持つ。会見でニールセン監督は「日本サッカー協会から連絡をいただいて、この素晴らしいチームと合流してほしいと知らせを受けた時に本当にうれしく思いました」と笑顔で話した。月曜に来日したばかりだそう。初来日で「空港を1歩出た途端に、なんて素晴らしい国なんだろうと感銘を受けました。接する方がとても優しい。大都市なのに、こんなにキレイな街並みは初めて見ました。素晴らしい国だなと、まず思いました」と日本の印象を語った。



 なでしこジャパンがワールドカップを勝ち取ってから、その成長に注目をしていたそう。昨今は、なかなか結果を残せなていないがニールセン監督は「日本の女子代表チームはは常に優勝を狙えるチームとして大会に出場していると思っている。大会でトロフィーを掲げるために今回、就任させていただく。トロフィーを掲げるには1人ではできない。チーム全体の力を合わせて実現できる」と意気込んだ。

 現状の、なでしこジャパンの印象を問われると「今のチームも過去と同じように高いスキルレベルを持っている。テクニカルだし、短距離のスピードも早い。そういった強みは今後もさらに伸ばしていく」とする。「日本のチームは大きな大会で優勝できるポテンシャルを持っているけど、さらにワークをしていかないといけない。最後に惜しかったね、で終わるのではなく、本当の意味で勝つことができるチームにするためにテクニカルスタッフと議論していきたい」と話した。

 マンチェスター・シティに所属する長谷川唯も言及。ニールセン監督は「アイ・ライク・ユイ!」とにっこり。「マンチェスター・シティの時に契約の更新で関わった。いい体験をさせてもらった。まずは人格が素晴らしい。言葉が少ないながらもピッチ上でもチームの中で強い存在感を示すことができる。タックルをしないけど、今シーズンは女子のプレミアリーグで1番相手からボール奪取した回数が多かった。長谷川選手と、ずっと仕事がしたいと思っていた。マンチェスター・シティを辞めてしまったのでチョイスは1つ。日本の代表の監督になることでした」とちゃめっ気たっぷりに口にしていた。

 初陣は来年2月に出場する国際親善大会『シービリーブス杯』となる予定。

■主な経歴
1993~1994:オーデンセBK U-17男子監督
1995~2000:FCコペンハーゲンU-17男子監督/U-19男子監督
2001:オールボーBK U-19男子監督
2002~2006:ABコペンハーゲンU-19男子監督/U-21男子監督(暫定)
2006~2008:U-15/U-16/U-18デンマーク代表監督
2008~2010:ブレンビーIF U-15男子監督
2011:ブレンビーIF U-19男子監督
2012:U-19デンマーク代表アシスタントコーチ、U-18デンマーク代表監督
2013:U-21デンマーク代表監督(暫定)
2013~2017:デンマーク女子代表監督
2018:U-20中国女子代表アシスタントコーチ
2018~2022:スイス女子代表監督
2023~2024:マンチェスター・シティ 女子テクニカルダイレクター

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