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風間俊介、約3年ぶりの単独主演舞台 松岡広大からの「紛うことなき主演ですよ」に照れ笑い

ORICON NEWS / 2024年12月18日 18時0分

松岡広大からの言葉に照れ笑いした風間俊介 (C)ORICON NewS inc.

 俳優の風間俊介が18日、東京・新国立劇場 小劇場で上演される舞台『モンスター』の取材会&プレスコールに登壇した。

【写真】さすが…!迫真の演技で圧倒した風間俊介と松岡広大

 本作は、家族から十分な愛情を受けられず社会に問題児として扱われる生徒と、かつての華やかな職場から逃れ、自分自身も深い問題を抱える新人教師との対峙を軸に、大人の子育てと責任、未成年の反社会的な行動といった、教育・家族問題を鋭く表現した物語。

 本作の演出を手掛けるのは、国内外の骨太な戯曲の本質を浮き彫りにして見せると同時に、アングラから歌舞伎、そしてシェイクスピアまでジャンルを問わずさまざまな演目に挑み、観客の予想を裏切るポップかつダイナミックな演出が特徴の演出家・杉原邦生。風間演じる、主役のトムは、心に深い闇を抱えながらも状況を変えたいと考え、教師としてダリルと対峙することで自分の問題とも向き合っていく。トムと対峙する14歳のダリルに松岡広大、トムの妻でダリルに脅かされるジョディに笠松はる、ダリルの祖母リタを那須佐代子が演じ、濃密な4人芝居を届ける。



 本作が約3年ぶりの単独主演舞台となる風間。「僕自身は単独主演とは捉えていなくて、4人で繰り広げる、4人が主役の作品だと思っています」と話し、「この作品は異分子であるダリルと、その周りのダリルと対峙する人たちの物語なんですね。それをダリル中心ではなく、トムを中心に描くということは、見に来てくださる方が異分子ではなくて、異分子と出会ったときにどう思いますか?という問いかけだと思っています。主演ではなく、見に来てくださる皆さまの代表という気持ちでやっているので、この物語は4人が主役だと思っています」と答えた。すると、「とはいえ、出ずっぱりですけどね(笑)」と演出の杉原氏からツッコミが。「ひと場面以外は全部出てます!」と、笑顔になる風間だった。

 そんな、自身を主演と捉えていない風間だが、その座長ぶりを松岡は「紛うことなき主演ですよ」と即答。風間は「(作品は)みんながすれ違っていく物語なんですけど、裏で仲良いです私たち。一つの楽屋に集まります」と明かした。「クリスマスの日公演があるので、みんなでチキンが食べられたらと思ってます」と話し、仲の良さをアピールした。

 取材会には風間、松岡、杉原氏のほか、笠松はる、那須佐代子も参加した。

 舞台『モンスター』は18日から28日まで、東京・新国立劇場 小劇場で上演する。

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